詩112　えへへ

被害妄想の膨らみは、

今や、　張り裂けそうに　ビンビンに

重箱の隅まで　膨張している。

我慢出来ない

　ウミを出し切りたい

自己満足を、終わらせたい

わかっちゃいるけど　やめられない。

心のスキマを埋められない。

何かが見えたら　希望が見えたら

タバコも　競馬も　やめられるかもしれない。

確信が持てれば　自信につながるのに

世の中を　ハスに見る癖が　邪魔をする。

殺意と　愛想笑いは　隣り合わせ。

目の奥の狂気は　まばたきの瞬間だけ　垣間見える。

閉じられることのない　まぶた。

ドライな涙は、　瞳に　かろうじての
生気と潤いを与える。

確かに　三次元に存在し、

子供の頃に見た　あの崇高な景色は、

今や、　別次元に　
プカプカと漂っているのだろうか……