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#やってみた大賞
小説 第一回AI Selection (40) とどのつまりお
Yomi Gomi 「センキョ ノ ホウシキ ニツイテ、ワカリニクイトノイケンガキテイマス」まりお「でも色々のパターンを計算して、今の状況でベターな選択を計算した結果だから、しょうがなくない?」Yomi Gomi 「スベテノ ヒトニ ビョウドウ ノ ケンリガアタエラレテイナイ トイウイケン モ デテイマス」まりお「確かに、人気のないグループに入った候補者は、その人の能力関係なく落選しちゃうけど、そ
もっとみる小説 第一回AI Selection (38) 匠じゅん
匠「あのさ、議員が二議会制になるって知ってる?」
彼女「あー。あれでしょ。既存の各党から批判が出たから、普通の選挙も行うってやつでしょ。Yomi Gamiの赤紙だけじゃなくて。」
匠「俺たちも選挙でられるってこと?」
彼女「さー。よくはわからないけど、出られるんじゃない?応募は、銀河らしいよ。」
匠「じゃあ選挙に出ちゃおうかな。俺も。」
彼女「でも、なんかやり方が難しいみたいだよ。初めに
小説 第一回AI Selection (35)手紙
Yomi Toには、手紙という機能があった。そらは、インターネットに繋がっていなくても、近くにいる3人のYomi Toに手紙のデータを預けることが出来る機能で、これは自動で行われる。預かったYomi Toがオフラインの場合は、同じく近くにいるYomi To 3人にメールを渡すというもので、ひとつのYomi Toが預かれるメールには制限があったので、制限を超えると、また別のYomi Toが預かると言
もっとみる小説 第一回AI Selection (34) エリー・マルキマ・パジャーブ・シン
エリーの乗った船は神戸に着いた。エリーは鈴木さんと神戸で下船し、スズキさんが住んでいた神戸の街を歩いた。
スズキ「私が住んでいた頃とこの辺りは、あんまり変わっていないみたい。震災があったなんて感じないです。」
エリー「そう言えば、ずいぶん昔に神戸でも大きな地震がありませんでした?」
スズキ「ありました。でも私が生まれる前で、港には、その地震で崩れたところが、そのままの状態で残してあることろは
小説 第一回AI Selection (33) とどのつまりおと大地絹子
Yomi Gami、まりお、大地が銀河会議室で、会議を開催中
大地「Yomi Gamiって、こんなキャラだったんですね。」
まりお「昔のゲームキャラクタを真似て、アバターを作っちゃいました。この方が話しやすいでしょ。」
大地「そうですけど、イメージが。。。」
Yomi G 「ソノウチナレルトオモイマス」
大地「喋り方は、機械的なのね。」
まりお「はじめにそうやって設定したら、馴染んじゃ
小説 第一回AI Selection (32) 武田朋美
武田 「まだうちの方には行けないんでしょうか。両親の遺体や遺品を探しに行きたいんです。」
スタッフ「申し訳ありません。住んでいた地域は、全て侵入禁止区域に指定されております。警察関係者、自衛隊、行政の関係者以外は、誰も立ち入りができません。」
武田 「そんなことって。私以外の皆さんもみんな同じ気持ちだと思います。何とかならないのですか?」
スタッフ「私では何ともできないんです。銀河に内閣府へ
小説 第一回AI Selection (31) ウイルス
Yomi Gami 「ウイスルノ拡散方法ガハンメイシマシタ。昔、ニホンノゲームキニツカワレテイタスレ違い通信トイウ技術ノオウヨウネス。ウイスルニカンセンシタYomi ToノチカクニアルYomi Toノ位置情報ヲトリ、Yoml Toノ銀河通信機能ヲツカッテ、IDヲトクテイシ、ウイルスがプレゼント方式デワタサレマス。」
まりお「なるほど。それを自動解凍してしまうのね。」
Yomi Gami「ウイス
小説 第一回AI Selection (30) 馬耳島 封
支持者「先生、今年の夏は、北海道でも暑いですな。お身体は大丈夫ですか?今年は電力不足で、北海道でも節電で、クーラーも使えんでしょ。」
馬耳島「北海道でもクーラーがいるとは思ってもオラなんだわ。」
支持者「温暖化の影響で、こっちの気温も毎年上がってきておりますから。」
馬耳島「じゃあ冬場の雪が減っていいんじゃないのか?」
支持者「反対です。冬場は、雪が増えてます。でも降らない年は、全然降らな
小説 第一回AI Selection (29) 薗部太郎
薗部は、銀河で、震災の被害状況を調べていた。薗部は、数週間前に退院し、今は、親類の家に身を寄せていた。
これはひどいな。薗部は、銀河に表示された日本地図を見ながら、アクセスしている人の場所と、震災前に人工衛星から撮られた夜景の写真を見比べていた。
夜景の写真で一番明るい場所には、アクセスする人がまばらで、反対に暗くなっているところに人の密集地帯ができていた。
この場所は、樹林帯じゃないかな。
小説 第一回AI Selection (27) 大地絹子
大地は、父親の友人の代議士に連絡を取り、選挙に出たいことを告げた。父は教育業界に知人も多く、地盤もあったし、大地自身教え子の多くがボランティアで、選挙の応援をしてくれたこともあり、初選挙で、参議院に当選した。所属は、応援してくれだ代議士が所属していたところで、党としては、中堅というところだった。
大地は、子供たちそれぞれにあった教育と教育費の低減と教師の業務改善を訴えた。それを実現するためにより
小説 第一回AI Selection (26) Univ Earth
2025年から世界は、各所で災害に見舞われた。温暖化の中で気候の変化による災害の甚大化や地震、火山による更なる気候への影響もあり、アフリカ、オーストラリア、インドで、気温が上昇し、砂漠化が進んだ。住む場所を失った人たちは、他国に移住を余儀なくされ、それが地域の紛争を呼んだ。
また2022年から続いた戦争により、一部の人間の暴走により、人類が滅亡する危機に瀕することが認識され、世界の有識者は、より
小説 第一回AI Selection (24) 大地絹子
大地が選挙に出たのは、43才の時だった、
その頃、公立の学校で副校長をしていた。大地の父親も教育者であったが、校長を歴任したのに、60代で県議になり、2期の間、地元の教育改革に力を注いだ。
大地が42才の時、その父が他界した。脳卒中で、倒れてから、意識が戻らず、数日で息を引き取った。
父の遺品の中に、日記を見つけたのは、お葬式が終わってひと段落した頃だった。
日記には日々の暮らしの事柄や絹子
小説 第一回AI Selection (23) エリー・マルキマ・パジャーブ・シン
エリーは、日本に向かう船の中にいた。震災から2週間が経っていた。両親が死んでいることを知って、すぐに日本に行くことに決めた。すぐ飛行機の手配をしたが、日本への飛行機は、政府関係者だけに制限され、民間人は乗ることができなかった。
彼女は、香港経由の船を予約して、翌日、船に乗った。船は多くの日本人が乗っていた。
彼女はその中にいた同年代の女性と仲良くなった、彼女はスズキさんと言った。
海外でピア
小説 第一回AI Selection (22) 馬耳島 封
馬耳島「あれ、あれ、あれはどうなっとる?」
事務次官「この前、買われた熊の置物ですか?ちゃんと飾りましたよ。多少は、北海道愛が感じられるようになったんじゃないでしょうか。」
馬耳島「いやいや、それじゃない。なんかよくわからんロシア人が作ったというあれ、ウイルスか。あれはどうした?」
事務次官「あー。Yomi To アプリがしゃっくりするやつですね。だいぶ、浸透してきているみたいですよ。」