メタモデル① (NLP)
こんにちは。 心理カウンセラーのじゅんさんです(^-^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
皆さん体調は大丈夫ですか? 夏ですよね。 なので今日はですね。またアイスコーヒーを作って飲みました。
普通にホットコーヒー作るみたいに市販の売っているコーヒーの粉をコーヒーメーカーに入れて、水を入れて少し濃いめのコーヒーを作るんですね。
冷凍庫で作っておいた氷をコップに沢山入れて、そこに少し濃いめに作ったコーヒーをですね、入れて飲むんですよね。
あの氷が溶ける何とも言えないあの音もいいんですよね。
そんな暑い季節になったんだなぁ。なんてその音で感じたりもします(^-^)
今日はそんなことを思っていました。
今回は【メタモデル】についてお話ししていきたいと思います。
1.NLP
NLPは1970年代にアメリカで開発された心理学的な手法です。
元々は創始者であるリチャード・バンドラーとジョン・グリンダーの二人がその当時天才と言われた3人のセラピストの研究からスタートしたと言われています。
彼ら3人の天才セラピスト達は並のセラピスト達が何年もかかって治療することができなかったクライアントすら短期間に治療したと言われています。
これは言語が人間にどんな影響を与えるかについての一連の研究からスタートしています。
NLP とは(ニューロ・リングウィスティック・プログラミング)の頭文字をとったもので、日本語では神経言語プログラミングと言われています。
N…神経を表していて五感などと捉えることが出来ます
L…言葉を指しています
P…プログラミングを意味しています
NLPは五感と言葉が脳のプログラムを作ったり起動させたりしているという風に考えることができます。
これは NLP の発祥の地アメリカでは脳の取扱説明書などと言われています。
NLPは、脳に関する実践的な研究がされていて、応用範囲は人間の営みの大半に関わっていると考えることができます。
2.メタモデル①
NLPという心理学的な手法があります。 アメリカでは脳の取扱説明書などとも呼ばれてます。
そして1970年代の優れたセラピスト達が使っていた言葉を分析しました。
そしてその結果そのセラピスト達の特定パターンがあることに気づくんですね 。
そのパターンを参考にして作ったものがメタモデルという理論になります。
メタはギリシャ語で「~を超えた」「全く違うレベル」というような意味があります。
メタモデルとは簡単に言うと、「コミュニケーションを正確にしていく手法」と言えます。
【メタモデルのポイント】
• 表層部…言葉として表している部分
• 深層部…体験の全体
• 省略…情報の省略
• 歪曲…個人のフィルター
• 一般化…普遍的な同じ意味を持つ言葉
このメタモデルを知ることで、言葉によるコミュニケーションの不完全さを確認して。それを防いでいく具体的な方法を学ぶことができると言われています。
普段私たちがコミュニケーションで言葉にしている情報は、私たちが体験した内容のごく一部を表現しているにすぎないんですね。
それは言葉にされる前に省略されて、個人の個性のフィルターがかかって歪曲されて一般化しているからなんですね。
この事に関しては過去の記事で「各人のフィルターで歪曲する」という記事で書いているので、気になった方はそちらを読んでいただけると嬉しいです。
私たちが言葉によるコミュニケーションを行うとき。言葉になる前の情報が、私たちの深いところ深層部にあると考えることができます。
これは簡単に言うとその人が体験した、すべての情報が深層部にあるということになります。
私たちは誰かに何かを伝えるときは、言葉を伝えたいのではなくて。自分自身が体験したことを誰かに伝えて共有したい。という思いがあるんですね。
例えば、私が過去に体験した小さい時の思い出をまとめて15分くらいでお話したとしても、実際の私の体験は深層部に何年分もあるわけなんですね。
このように、人は深層部にある体験という情報を言葉にするプロセスで、多くのことを省略されることが考えていくことができるんですね。
伝えている言葉は体験の概略を表してるにすぎないということになります。
このメタモデルの理論では言葉のことを表層部と呼んでいます。 そして体験の部分を深層部と呼んでいるんですね。
つまり、コミュニケーションを行う際に実際に見えている部分が表層部です。
そしてメタモデルではこの体験が言葉にされるプロセスで三つの事が起こると考えています。
それが今お話した省略、歪曲、一般化というものになります。
3.省略・歪曲・一般化
【省略】
• コミュニケーションを行うとき。情報のごく一部だけが表層部で言葉で表現されて、残りの大部分がその人の深層部に残されていますよね。
このプロセスをメタモデルでは情報の省略と呼んでいます。
【歪曲】
• 歪曲と聴くと何かとても否定的な印象を感じる方も多いかもしれませんよね。私も最初は何かそんな否定的なイメージを感じました。
ただ、メタモデルの理論の歪曲は良いも悪いも意味はないんですね。 情報が私たちの深層部から私たちの言葉・表層部に上がってくるプロセスで、その特定の情報が話し手の話している個性・フィルターによって独特の意味を持つことになります。
人はそれぞれの価値観が違うので、その個性がフィルターとなって物事の見え方が違っている。つまり歪曲というプロセスは私たちが言葉を使ってコミュニケーションをする限り必ず毎回行われているということになります。
これが歪曲ということになりますね。
【一般化】
• 一般化とは物事が例外を認められず、全て同じ意味を持っているということです。
一般化は、例えば「皆一緒」「すべて」「統一された」などの普遍性のある言葉で表現されることが多いです。
この一般化も話し手のフィルター・個性。その人の主観。によって作られているものとも言えます。
ここで少し一般化の具体例を私の過去のお話でお話していきますね。
私は過去に働いていた職場でパソコンを使った勉強会を任された時がありました。
私は全くパソコンの基本も知らなかったため、その上司から「そんな基本のことも知らないのか」と叱られたことがありました 。
私はこのことで私=パソコンができない。苦手だ。という一般化をしてしまったんですね。
そのことからパソコン業務自体に強い苦手意識を持つようになりました。
パソコンでの作業に対して、いつもビクビクしてしまったり。そのことでケアレスミスが多くなったりしていました。
私は自分自身に、私=パソコンが苦手。と一切の例外を許さず考えてしまっていたんですね。
これがメタモデルで考える一般化と言えます。
このように人は体験を通して一般化してしまう傾向があります 。
それらの多くは、真実ではなくて、一部の強い体験が作り出した、自分自身の強い思い込みに近いものとも言えます。
メタモデルとはコミュニケーションを正確にしていく手法です。
私たちは誰かに何かを伝えるときは、言葉そのものを伝えたいわけではなくて。体験を誰かと共有したいと思っています。
その体験は私達の深層部にあって、そこから個人のフィルターにかかり、省略化、歪曲化、一般化されます。
そして、表層部の言葉として伝えられています 。
言葉にした時から、実際の体験の情報の多くは失われているので、正確に伝わりにくいんですね。
この正確さを取り戻して行こうと考えられたのがメタモデルと呼ばれています。
今回はメタモデルについて大まかな説明とさせていただきました。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました
それではまたお逢いしましょう (^-^)
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