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児童期・青年期に見られる障害や症状②「注意欠如・多動性障害 (ADHD)」

精神医学(Psychiatry)は、各種精神障害に関する診断、予防、治療、研究を行う医学の一分野です。

カウンセラーは医師のように病名を診断したり、投薬治療を行うことはできません。

カウンセラーの精神医学的な知識が乏しいと、クライアントの状況を正確に判断することができないため、重篤な症状へと発展させてしまう危険性もあります。

カウンセラーは常にクライアントの利益に繋がる判断をしなければなりません。

病名を告げるなど医師の専門領域を侵したり、クライアントが傷つくような知識の乱用は絶対あってはならないことですよね。

カウンセラーが自身の専門性の限界を知り、クライエントのメリットにつながる関わりをするためには精神医学の基礎知識は非常に大切ですよね。 

あくまで予備知識としての情報ですが、私自身の学びの場としても精神医学の基礎知識をこのnoteに書いておこうと思いました。

また、多くの人が精神医学に触れる機会となったり、理解を深めるきっかけになっていただけたらと思っています。

1.児童期・青年期に見られる障害や症状 

児童期・青年期にもよく見られる障害があります。その中でもよくみられる5つから②注意欠如・多動性障害 (ADHD)を紹介します。

【児童期・青年期に見られる障害や症状】

①自閉スペクトラム症(ASD)
②注意欠如・多動性障害 (ADHD)
③学習症/学習障害(LD)
④チック症
⑤児童虐待

2.注意欠如・多動性障害 (ADHD)

注意欠如・多動性障害 (ADHD)は幼児期から多動と注意散漫が目立ち、不注意、多動性、衝動性が主な症状です

原因としては脳の微細な構造的、機能的、発達的異常などの生物学的要因と環境要因の両方が関与している可能性があるとされています。

乳幼児の頃から動きが激しく、歩けるようになるととにかく落ち着きがなく動き回ります。小学校に入ると集団生活になじみにくく、注意されても席を立ち歩いたり。手をぶらぶら動かし、そわそわしています。

特に低学年の頃は授業中にもかかわらず、机の間を走り回ったり、教室から飛び出すこともあります。

高学年になってくると、少しずつ落ち着いて机に留まるようになりますが、絶えず誰かに話しかけたり、いたずらをしようとするなど、落ち着いて授業を受けるのが難しいなどの傾向見られます。

 最近では、学校現場でもこのような傾向を持つ児童の対応が重視され、支援も充実してきています。

 医療・福祉・学校との連携をとるなど周りと連携を取りながら関わっていくことが重要です。

問題を示す子供だけへの対応ではなくて、子供が生活している環境全体に視野を広げ、どのように援助していけば良いのかを、周りの大人と一緒に考えていく姿勢が大切です。

 ➡精神医学の記事をマガジンにまとめています。

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HSP心理カウンセラー じゅんさん
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