今日は余りに疲れて 酒で失敗して いゝとこなし、 それでも反省などしない 前進を止めたくもない 〈誇るべき血もなし出血の正月 くにを〉 出血てどんな? やつぱり自分らし過ぎる己 雲間に月が 見えるんだ さうさ己にも見えるんだ 批評は控へて自分らし過ぎる 詩歌句を!ね。 ©都築郷士
生きるのにイキんだつて仕様がないさ たゞ証しとなる物一つだけ慾しい やゝ恥づかし けれども表明しておく それは、己の書いた詩歌句で埋め盡くされた本一冊 飽くまでも己の為 あんた方巻き添へにはしないよ。 未明、己は不眠の中 綴る - 〈その日へと生一萬兩賭す時雨 くにを〉©都築郷士