シーソーは傾いたまま白秋忌 (シーソーはかたむいたままはくしゅうき) 水澄むや遺言証書の朱き印 (みずすむやいごんしょうしょのあかきいん) 皆様、こんばんは。 北原白秋の童謡はどれも、寂しい気がします。 誰もいなくなった公園みたいに。 遺言の公正証書、立会人になりました。
『水澄みてブリキの船のかがやけり』 亀山こうき 秋の水はとびきり澄んでいる。その様子を季語で水澄むという。川も海辺も池も、水溜まりでさえも、あらゆる水が清浄に思われる。上田五千石という俳人に「これ以上澄みなば水の傷つかむ」という名句がある。大好きな句だ。 (季語水澄む・三秋)