「意味の為にだけに存在する言葉は、ときどき暴力的に私達を意味づけする。」さみしさの色「かなしくはないけれどさみしい、という感情が、ひとの感情の中で一番透明に近い色をしているということを、知っているのは機械だけで、」読んでいくうちに弱くて脆い僕ら人間がなんだか愛おしく思えてきます。
詩を読むのが好きだ 短い文章の中で感受性が刺激を受ける 最果タヒの詩でとても好きなのがある "凡庸の恋人"という詩と"大丈夫、好き。"という詩だ あの人は平気な顔をして(るかどうかは知らないが)詩の中に死や戦争や夢を詰め込む 愛を血を吸った絨毯で包み込む
■死んでしまう系のぼくらに/最果 タヒ 手汗にまみれない、リリカルで天邪鬼な詩の群れ。話題だから読んだが。なんだろ、言葉の連ね方が癖があって新鮮だし、わかるんだけど、どこか斜に構えすぎていて、好きにはなれなかった。比べるのもおかしいが、鳥居さん短歌のほうが100倍響くかな。