相地

あいじ。もしくは、八ヶ崎 薫。コーヒーを淹れるもの書き。OFUSE( https://…

相地

あいじ。もしくは、八ヶ崎 薫。コーヒーを淹れるもの書き。OFUSE( https://ofuse.me/aizi8gasaki

マガジン

  • cider.

    サンダー、サイダー、サバイバー。まっとうに生きるって、大変だ。

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    100文字で案外書ける小説は(5・7・5)

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    短歌、まとめました。

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「cider.」もしくは、その泡たち。(538字)

・僕相地。 もちろん、本名ではない。 「cider.」の語り手。 性別は、どっちつかず。 自称ライター。お仕事ください。 本と音楽が好き。 吉田篤弘さん、haruka nakamuraさんの作品をこよなく愛している。 憧れの人は、ロックバンド・女王蜂のアヴちゃん。 よく白湯をすすっている。 ・パートナー伴侶。 コーヒーが好き。 メガネがよく似合う。 僕のありのままを受け止めてくれる、唯一の人。 寝起きは、とびっきりかわいい。 (でも、これは僕だけが知っていれば

    • 「ぼくは、なにもできないままだな、と思う。」

      くらくらする。 わかりやすく、貧血になった。 ので、おとなしくしていた。 ここしばらく、ぼんやりしていて、ぼんやりしすぎて、物事をうまく考えられないくらいだったけど。 今度は、頭どころか、体の具合も悪くなった。 行きたいところは、たぶんあるはずだった。 どうだろう。 具合が悪くなって、家にこもることが多くなって、それが長引くと、外に出るのが、人に会うのが、怖くなる。 いつものことだ。 よくないな、と思う。 一昨日は、珈琲屋になったけど。 ぼくは、人とうま

      • 「それって、本当にぼくなのかな、って思う。」

        これは、昨日の話。 夜になって、くたびれて、眠たくて、床に就いたけど、なぜか眠気が覚めて、それで、書いている。 昨日は、珈琲屋になった。 半月ぶりくらいで、次に珈琲屋になるのは、1ヶ月後になるだろう。ぼくは、少なくともまだ、たくさん出店することはできないから。 具合がよくないことは、間借りさせてもらっているパン屋に到着しても、なんとなくわかった。 細かい忘れものを、いくつかしていた。 重要な忘れものはしていなかった。ので、代用できるものは、代用した。 それから、

        • 「ろくに頭が動かないから、そう思えるだけ。」

          今日は、珈琲屋になる日。 人前でコーヒーを淹れる日。 まだ、ぼんやりしている。 ここしばらく、具合がいいとは言えない日が続いて。 出店準備が、予定より遅れたりした。 (ここ2日くらいで、なんとか間に合ったけど。) 今回の出店から、送り迎えはない。 自分の車ができて、はじめての出店だ。 (そもそも、パートナーは今日は仕事だ。) あと、まだ使いなれていない(使いはした)ミルクフォーマーも使う。 べつに、扱いがむずかしいわけではないけど。 どうなるんだろう。

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        「cider.」もしくは、その泡たち。(538字)

        • 「ぼくは、なにもできないままだな、と思う。」

        • 「それって、本当にぼくなのかな、って思う。」

        • 「ろくに頭が動かないから、そう思えるだけ。」

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          「自分のものなのに、自分のものじゃない。」

          「本を読んだり、考えごとをしたり、そういうことが、うまくいかなくなって」 「減薬しましょうか」 減薬することになった。 (該当の薬が丸々なくなるのではなく、1mgだったのが0.5mgになった。) いつも、減薬を言い出すのは、ぼくからだから、そういうこともあるのか、と思った。 なにかしら悪化すると、増薬されるのが常だから。 まあ、いいか。なるべく減薬していきたいとは、ずっと言っているから。 昨日も、一日のほとんどは、ぐったりしていた。 午前に受診して、午後になる

          「自分のものなのに、自分のものじゃない。」

          変わらない、ぼくとなにも変わらない

          「市役所に……詐欺で……私と弟のお金が……ウクライナの……日本の政治が……どうして……私と弟がこんな目に……税金が……」 自立支援医療制度の更新をした。 毎年だったか、2年に1回だったか、いつも忘れる。 でも、病院側が教えてくれるから、申し込み忘れることがない。 書類のコピーを取ってきます、と担当職員が席を外して、隣に座っている人の声が、はっきり聞こえた。仕切りのようなものはあるけど、壁にはならない。 70代くらいだろうか。おばあさんがずっと、対応している職員に滔々

          変わらない、ぼくとなにも変わらない

          「今日も少しは動けるようにと、願うばかり。」

          ぼんやりしている。 していた? わからない。 頭の中が、ずっと忙しない。 うるさい、と思う。 実際に、なにかが聞こえているとか、そういうことではないけど。 頭の中を圧迫している、なにかはいて。 そのせいで、考えごとができなかったり、本を開いても、目が文字を追うだけだったりする。 昨日は、一昨日より、一昨々日より、なにもできなかった、わけじゃない。 ぐったりはしていたけど、シャワーを浴びたら、少し目が覚めて、トーストを齧ってゆで玉子を食べたら、もっと目が覚めた

          「今日も少しは動けるようにと、願うばかり。」

          悪夢じゃなくても、怖い夢

          怖い夢で、目が覚めた朝だった。 悪夢はよく見るけど、怖いと、体が訴えてきたことは、あまりない。 いつぶりだろう。少なくとも、今までに一度は見たことがある。 夢の中で、目覚める夢は。 あれが恐ろしいのは、目を覚ました場所が、寝室で、ぼくは横たわっていて、つまり、現実で本当に目を覚ましたのだと、錯覚するところだ。 だから、そのときも、本当に目が覚めたのだと、思っていて。 いつもと変わらない景色。 そうだ、パートナーはもう仕事に行ったから、これは二度寝だったんだっけ。

          悪夢じゃなくても、怖い夢

          ノイズ、ノイズが、ぼくを邪魔する、

          ずっと、頭の中がうるさい。 塵も埃も、余さずつまっているような。 本を開いても、頭に入ってこない。 ので、調子が悪いんだと思う。 昨日今日に限った話じゃない。 しばらく、本を読むのに苦労している。 フィクションでもノンフィクションでも、学術書でもそうじゃなくても。 なにか、ノイズとしか言いようのないものが、ぼくが理解したいものを拒もうとしている。 調子が悪い。 調子が悪いんだ。 わかっていても、好きなことが阻まれるのは、気分がいいものじゃない。 単純作業

          ノイズ、ノイズが、ぼくを邪魔する、

          「今日くらいは、もうひと眠りしようか。」

          あらすじ:帰ってきた。 尾道から。 昨日までいたけど。 荷作りをして(前日にするつもりだったけど、あまりにも疲れていた。)チェックアウトして、朝食を摂って、お土産を吟味して。 それから、すぐに帰った。 ずいぶんな天候だった。 高速道路が、高速じゃなかったりした。少しだけ。 (反対車線は、ものすごく渋滞していた。そういえば、連休の初日だった。) 天候のせいなのか、よく眠れなかったせいなのか、ぼくはうとうとしていた。 (運転は、パートナーがしていた。ぼくにはまだ

          「今日くらいは、もうひと眠りしようか。」

          大量の本と共に、おやすみ

          あらすじ:おしまい。 尾道にいた。 いや、まだいるけど。 今日、帰る。 3泊4日で、今日が最終日……いや、今日は帰るだけだから、昨日が最終日みたいなものか。 昨日は、めまぐるしい一日だった。 今回の旅行のメインイベントが、つまっていたというか。 まあ、本屋を巡ったんだけど。 (今回、というか、いつものことだ。) 1日目(到着直後)に、2軒回って。 昨日は……3軒か。 内1軒は、尾道じゃなく、車で片道1時間半の距離にあった。 (夜営業だったこともあり、ホ

          大量の本と共に、おやすみ

          11月も、特に変わらず、ぼんやりした苦痛

          月の終わりを、いつもとは違う場所で迎えて。 月の始まりも、いつもとは違う場所で迎えている。 尾道にいます。 年に1回は尾道に行くので、年に1回はそんな月がある。 それはさておき。 昨日……。 昨日、なにをしたのか、すぐに思い出せなかった。 ぼくも、だいぶぼんやりしている。 一昨日、夜ふかししたのは覚えている。 深夜にオープンする古本屋に行ったから。 どうしても行きたくて、あくびを何度もしながら、書棚の前を往復した。 途中で日付が変わった(ラジオがかかって

          11月も、特に変わらず、ぼんやりした苦痛

          10月の終わりとは、特に関係ないんだけど、

          あらすじ:尾道にいる。 10月の終わりとか、関係なく。 関係あるといえば、あるだろうか。 パートナーは、3、4日の休みを取るときは、月をまたいで取ることが多いから。 (そうすると、取りやすいらしい。) 尾道は、ここ数年は、年に1回は訪れているので、だから、年に1回以上は、月の終わりを、もしくは、月の始めを、自宅じゃないどこかで迎える。 まあ、場所が変わっても、ぼくは変わらないのだけど。 2日前とか、3日前とか、それくらいから、ようやく元気になってきた気がする。

          10月の終わりとは、特に関係ないんだけど、

          変わらず、ぼんやりしているんだけど、

          ぼんやりしている。 今日から3日間……じゃないな、4日間だ。 やっぱり、ぼんやりしている。 とにかく、パートナーをお供に(どっちがお供なんだろう)尾道へ。 もう、1年に1回は行っている気がする。 (ぼくの方は、もろもろあって、年始に1週間ほど滞在した。) 実感がないまま、荷作りをした。 このまま、実感がないまま、車に乗り込むんだろう。 1年前、尾道に行ったとき。 段ボール箱1箱分(もしくは、収まりきっていなかった)の本を買った。 周囲には感心されるどころか

          変わらず、ぼんやりしているんだけど、

          見えにくいのが悲しい、単純な話。

          少しだけ、ほんの少しだけだと思う。 そんなに、何メートルも離れていない。 けれど、書店の天井に近いポップが、ひどくぼんやりして見えた。 コンタクトが、合っていないのかもしれない。 まあ、気付いたのは、昨日今日ではないけれど。 なんとなく、遠くの方が、ぼんやりしているな、って。 運転には支障がない、ありがたいことに。 (標識が、あのフォントなのは、きちんと意味があるのだ。) 生活に困るほどじゃない。 でも、ぼんやりしているな、と思うと、少し悲しくなることがある

          見えにくいのが悲しい、単純な話。

          「どこまでが休息で、どこまでがサボりなんだろう。」

          ずっと眠っていた。 ずっと。 なにもしない、と決めていた。 昨日のこと。 ここしばらくのぼくは、ずっと、具合を悪くしていた。 もともと、自律神経が狂っているのと、天候が荒れているのとで。 一日中眠気がひどかったり、体が火照っていたり、頭痛がしたり、座っていると気絶しそうになっていた。 でも、なにもしないわけにはいかない、そう思って、勉強するとか、本を読むとか、できそうなことをしていたけど。 いよいよ、命が危ぶまれるような気がして。 「自律神経が狂って~」とい

          「どこまでが休息で、どこまでがサボりなんだろう。」