#彼女を文学少女と呼ばないで/最果タヒ「寝顔が可愛いのは少し死んでいるからよ」「だれかに愛され、そのひとを置きざりにして、死んでみたい」
『死んでしまう系のぼくらに』最果タヒ
わたしをすきなひとが、
わたしに関係のないところで、わたしのことをすきなまんまで、
わたし以外のだれかにしあわせにしてもらえたらいいのに。
わたしのことをすきなまんまで
きみ以上にきみを愛する人がいるなら、きみが生きる意味なんてない
愛はいらない。さみしくないよ。
ただきみに、わたしのせいでまっくろな孤独とさみしさを与えたい
♦︎「才能がない」という圧倒的な劣弱意識と厭世観
ぼくの、人生に価値や意味があるのか。
きみがいれば、ぼくなどいなくても変わらない、そのことが好きです