カーのバンコランシリーズ長編5作読了。短編は読んだけど憶えていないので近々再読予定。全編通しての印象は、文学度が高い! 動機に見える執着・業の要素が濃厚で、トリック主題ではない。そしてバンコランは一瞬で犯人・背景を見抜く慧眼を持つ超人探偵なので、(コメント欄へつづく)
カー『夜歩く』とその原型『グラン・ギニョール』を読了。訳は『グ』の白須さんのがつるつる読めるけど耽美度は和爾さん『夜』が高い。もう、バンコランが出てくるだけでナニ小説かわからん色気がある。無責任に読む分には良いけど、書くには、こんな耽美探偵、扱いにくかろうなあと、ちょっと笑える。
夜歩く、月がきれい。だが風が強い。そして寒い。寒いから月がくっきりしてるんだなぁと思いながら…早めに帰ろ(笑)