毎日飲んでいるくせに一向中身が減る様子がない。訊いてみると、こういう返事であった。 「飲んだあとに安ウイスキーを足しているんだ。ウイスキーって奴は、いいほうの香が移るものだからな。もう何回割ったか覚えてないが、この中には、少なくとも、まだ本物が十滴くらいはまじってる筈だよ」
ロゴセラピー 医師と純文学とユーモアエッセイを操る躁鬱病の大家、北杜夫の芥川賞受賞作『夜と霧の隅で』の元作ヴィクトール•フランクルの『夜と霧』(それでも人生には意味がある)NHKこころの時代6回の①「意味への意思」生きる意味、精神的次元の問いかけ、呼びかけを受け止める意味を聴く。