倉敷・喫茶ウエダの「ママの手作りカレー」です。ママの盛り付けが見事だったので、記録しました。喫茶歴50年のママが、愛情を込めて繰り返してきた経験が身体に蓄積されて、一瞬に凝集して、形になったものです。作品を生み出すときの芸術家の身体感覚と相同であり、作為のない美を感じました。
倉敷・喫茶ウエダの「ママの手作りカレー」です。大きな角切り肉の入ったビーフカレーです。ビーフカレーには、滑らかな光沢のある白磁のようなカレーと、つや消しされた陶器のような涼やかな摩擦感のあるカレーがありますが、このカレーは後者です。おかずの様に、ライスと余り混ぜないで味わいます。
倉敷本通り商店街・喫茶ウエダの、えびピラフです。ウエダの店内装飾は季節感に溢れていますが、軽食どれもエネルギー感がいっぱいの夏のイメージです。このえびピラフは、バターの甘い香りが黄金色にきらめき、梅雨が明けて本格的な夏に突入した7月の情景です。がっついて食して、元気をもらいます。