倉敷の謎の画
画像は倉敷の老舗、喫茶ウエダの店内に掲げられていた作品です。倉敷在住の画家、若山 侑・氏から寄贈されたものだそうです。
見つけた瞬間、強い既視感に襲われました。かつて、大原家で見た謎の掛け軸と特徴が類似していたからです。
両者とも刃物の力強さを感じるエッジで描かれていて、版画か切り絵だと思われます。同じ衣装を着た、同じ髪型の人物が描かれているのが、共通しています。また、ギリシャやローマやオリエントや中国の要素が入っていて多国籍な点も似ています。
若山 侑・氏はご高齢ですが、ご存命の方です。掛け軸は、大原家の土蔵から出てきた江戸時代のもので、由来は不明だそうです。
筆者には、両者の関係を学術的に解明する能力はありませんが、海上交易で栄え、ユーラシア大陸ともつながっていたであろう倉敷の奥深さに、またもや感じ入った次第です。
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