改めて、世界の原発を調査してみて分かったことは、全体的に、レベルが上がったことであり、ただし、不思議な現象として、仏国のみが、半世紀前の良くない事を続けており(設備利用率が75 %程度に低迷続く)、どのような認識で、どのような技術管理をしているのか、低空安全飛行は、良いことか。
仏国は、1970年代の世界的石油危機に遭遇し、石油依存から原子力依存へと路線変更し、米国型軽水炉、具体的には、仏フラマトム社が、いくぶん、設計変更した加圧水型原子炉を多く建設し(小型航空機衝突対策として二重原子炉格納容器方式)、電力の約70%を原子力発電で賄うようになっています。
仏国は、最初、ガス炉発電でしたが、路線変更し、米国型軽水炉にしたものの、文化的考え方の差に起因するのか、長期にわたり、平均設備利用率は、70%台に低迷し、米国のように100基の平均設備利用率が90%台に遠く及ばず、原発の有効利用ができていないようにお思えます。
達筆