船上で起きた事件、手掛かりめいた断片的なイメージ。決定的な何かは曖昧なまま、どこまでが本気なのかが分かりにくい映像が入り乱れる。「そういうことじゃないのさ」と呟くように切れ目なく紡がれる言葉も、「まだ終われない間違いの中」と歌われることも、それらの全てがまるで不条理な夢のようで。