闘辞苑TOUJIEN

ボクシング批評&考察屋 専門誌『ボクシング・ビート』寄稿 WEBマガジン『THE BOXERS』寄稿etc. 中日ドラゴンズファン ノボリスト(木内昇さん熱烈支持者)

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  • 暁事GYOJI【日記】

    毎日、自分にあった出来事を極力記す“日記”です。

  • 暁視GYOSHI【ボクシング批評】

    ボクシングの試合についての独自の見解と批評。ただの感想文かもしれません。。。

  • 暁倖GYOKO【ボクシングコラム】

    日頃ボクシングについて感じたこと・考えたことをまとめたコラムです。

  • 暁務GYOMU~非て似なるもの~【エッセイ】

    読者の皆様からいただいた“お題”に基づくことや、書きたいと思ったことをただつらつらと綴るエッセイ風なものです。

  • 暁援GYOEN~AB“CD”E「FIGHT!」【ドラゴンズ】

    中日ドラゴンズについて自分が書いた記事のまとめです。

最近の記事

横浜、有明、そして広島

 ボクシング・ビート誌S編集長の命を受け、過日、横浜武道館の『TREASURE BOXING7』へ。前編集長でいまだ現役バリバリのかつての師・Mさんのカメラをお借りして、“記者カメ”(撮影兼記事担当)をすることになった。記憶をたどれば、ボクシング・マガジンの月刊最終号で、重岡優大&銀次朗兄弟の熊本凱旋試合(2022年7月6日)を撮影して以来。およそ2年ぶりの兼務だ。  試合会場に行くのすら5月の東京ドーム以来となる。どれだけ地下に潜ってんだ!? と自分をツッコみたくなるが、そ

    • 【傍観者は見た!】“いい加減”のススメ。真面目、実直が好結果を生むとはかぎらない

      ☆日本フェザー級タイトルマッチ10回戦 ○松本圭佑(23歳=大橋)チャンピオン ●藤田裕史(34歳=井岡)8位 判定3-0(100対90、100対90、100対90)  ジャッジ三者がいずれも100対90のパーフェクトと採点した試合。しかしその実、王者・松本にとっては“完璧”な手応えを感じられないものだったはずだ。中盤以降に折々で決めたボディブロー、最終10ラウンドに強引に仕掛け、右目尻をカットさせた攻撃で、ようやく挑戦者・藤田の表情を曇らせたものの、それ以外のほとんどはス

      • 「ジャーボンテ・デービスの強さって何?」 問われて慌てて考えてみた

         FODで吉野修一郎(三迫)の復帰戦を見終え、テレビのチャンネルをパラパラと変えていたところ、図らずも前日の米・ラスベガスの一戦(ジャーボンテ・デービス対フランク・マーティン)がWOWOWで始まるところだった。プエルトリコ・マナティとメインイベント同士がライブで丸被りとなり、スブリエル・マティアス(プエルトリコ)をコントロールするリアム・パロ(オーストラリア)の戦いぶりにすっかり見入ってしまった自分は、こちらを優先したのだった。 「今回もまた、いつものパターンだったな」

        • 『5・6東京ドーム速報号』

           日記と称し毎日書いていたココも、一応ひととおり手を出しているSNSも、すっかりほったらかしにして2ヵ月。ようやくひと段落ついたので、牛歩脳で振り返ってみよう。  ミヤちゃんこと宮崎正博さんから声がかかり、3月中旬から本格的にスタートした『ボクシングマガジン特別編集 2024春 大展望 井上尚弥対ルイス・ネリ』(ベースボール・マガジン社)……いや、その前に『ボクシング・ビート4月号』(MACC出版、フィットネススポーツ)が入るから、実際には2月下旬からか。  島篤史編集長の

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        記事

          【ボクシング】形的には大逆転勝利。だが、力石政法はその道筋を着々と進行させていた

          ☆3月22日(日本時間23日)/イタリア・ラツィオ州コッレフェッロ/パラツェット・ロンボリ WBCシルバー・スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦 ○力石 政法(29歳、LUSH緑=58.7㎏)WBC5位 ●マイケル・マグネッシ(29歳、イタリア=58.3㎏)チャンピオン、WBC6位 ※使用グローブ=GRANT黒・緑(力石)、GREENHILL緑・黒(マグネッシ) TKO12回2分34秒  ジャッジ三者のオープンスコア(公開採点)は4ラウンド終了時(36対40×2、37対

          【ボクシング】形的には大逆転勝利。だが、力石政法はその道筋を着々と進行させていた

          【ボクシング】3・2『WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT』批評&考察

          ☆3月2日/東京・後楽園ホール 強打を決めるための伏線張りの大切さ ライトフライ級10回戦 ○高見 亨介(21歳、帝拳=48.8kg)IBF15位 ●堀川 謙一(43歳、三迫=48.8kg)OPBF10位、日本8位 ※使用グローブ=WINNING赤(高見)、WINNING青(堀川) TKO6回2分50秒  芯に響かせるような強打。高見の最大の武器は、どのブローでも効かせることのできるパンチ力だが、それを決めるための“伏線張り”が実に見事だった。  上を意識させるために

          【ボクシング】3・2『WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT』批評&考察

          【日記】2・27~3・4

           右鼻限定蓄膿症持ちとなって、もう、かれこれ6、7年になる。最初の1、2年はたいそう苦労したけれど、その後はすっかり“いい付き合い”。普段はなんとなく詰まってる感じと、時折たら~りと来る程度。疲れたり酒を吞んだりしたしたときは酷くなるものの、耐えられないほどではない。  痛いとまではいわないが、喉に違和感をおぼえた。痰が絡んでの咳が軽く出る。左鼻から大量の鼻水が出る。「右じゃない」。つまり風邪。久しぶりだ。  熱はない(毎日、バイト先で検温がある)が、毎晩見る夢が、熱でうな

          【日記】2・27~3・4

          【ボクシング】3・1『WASSERMAN BOXING』批評&考察

          ☆3月1日(日本時間2日)/イギリス・シュロップシャー・テルフォード/テルフォード・インターナショナルセンター EBUスーパーウェルター級王座決定戦&WBA挑戦者決定戦12回戦 ○アバス・バラウ(29歳、ドイツ=69.82kg)WBA7位 ●サム・エギントン(30歳、イギリス=69.51kg)WBA15位 ※使用グローブ=REYES黒(バラウ)、RIVAL橙・白(エギントン) 判定2-0(114対114、117対111、117対112)  ドローとつけたジャッジ1名のスコ

          【ボクシング】3・1『WASSERMAN BOXING』批評&考察

          【ボクシング】2・28『PROBOX TV』(アメリカ・プラントシティ)3試合批評&考察

          ☆2月28日(日本時間29日)/アメリカ・フロリダ州プラントシティ/ホワイトサンズ・イベンツセンター マドゥエニョの“ゆったリズム”に合わせたポールド初黒星 WBAコンチネンタル・ノースアメリカ・ライト級王座決定戦10回戦 ○ミゲール・マドゥエニョ(25歳、メキシコ=61.19kg) ●ジャスティン・ポールド(29歳、アメリカ=61.19kg) ※使用グローブ=REYES黒(マドゥエニョ)、EVERLAST黒(ポールド) 判定2-1(95対94、94対95、97対92)

          【ボクシング】2・28『PROBOX TV』(アメリカ・プラントシティ)3試合批評&考察

          【ボクシング】2・24メキシコ・ナウカルパンの2試合批評+6試合寸評

          下半身の安定感の大切さ ☆2月24日(日本時間25日)/メキシコ・メキシコ州ナウカルパン/セントロ・デ・エスペクタクロス・サラウルバナ(サラウルバナ・エンターテインメント・センター) バンタム級10回戦 ○ホセ・アンドレス・テラン(24歳、メキシコ=53.16kg) ●ホルヘ・オロスコ(27歳、メキシコ=52.93kg) ※使用グローブ=REYES黒(テラン)、REYES赤(オロスコ) KO9回33秒  引いてカウンターを狙うオロスコに対し、テランは初回からしっかりとタメ

          【ボクシング】2・24メキシコ・ナウカルパンの2試合批評+6試合寸評

          【ボクシング】2・24アメリカ・オーランドの5試合批評&考察

          ベルランガ圧巻のフィニッシュも、序盤の使い方は疑問 ☆2月24日(日本時間25日)/アメリカ・フロリダ州オーランド/カリブ・ロイヤル・オーランド NABOスーパーミドル級タイトルマッチ&WBA挑戦者決定戦12回戦 ○エドガー・ベルランガ(26歳、アメリカ=76.15㎏)チャンピオン、WBA8位 ●パドレイグ・マックローリー(35歳、アイルランド=76.15㎏)WBA3位 ※使用グローブ=SABAS白(ベルランガ)、GRANT白・緑(マックローリー) TKO6回2分44秒

          【ボクシング】2・24アメリカ・オーランドの5試合批評&考察

          【ボクシング】2・24イギリス・リヴァプールのフライ級王座統一戦批評&考察

          ☆2月24日(日本時間25日)/イギリス・マージーサイド州リヴァプール/オリンピア 欧州(EBU)・英連邦(CBC)・英国(BBBofC)フライ級王座統一戦12回戦 ○ジェイ・ハリス(33歳、イギリス)英国チャンピオン ●コナー・バトラー(26歳、イギリス)欧州&英連邦チャンピオン ※使用グローブ=empire白・赤(ハリス)、empire白(バトラー) 判定3-0(116対112、116対112、116対113)  東京五輪にも出場し、井上尚弥(大橋)対ポール・バトラー(

          【ボクシング】2・24イギリス・リヴァプールのフライ級王座統一戦批評&考察

          【日記】2・16~2・26

           先々週からのこの1週間あまりは、本当にいろいろなことがあって、どれもこれもそのこと自体を事細かく書いておきたかったが、とてもそんな余裕がないので、自分自身のための振り返りとして簡素に書き留めておこう。 2月16日~18日  早朝バイトを終え、ダッシュで帰宅して準備をし、新幹線に飛び乗った。久しぶりっつか、人生で2度目?くらいの「食道楽」の旅だ。目的地は広島、そして久留米。『本格炭火焼肉 あかつき~暁~』(広島市東区)と『らーめん八』(福岡県久留米市)だ。 『あかつき』は

          【日記】2・16~2・26

          【ボクシング】2・20アメリカ・デトロイトのUSBAタイトルマッチ2試合批評&考察

          止めてタメて打つ。ホームズ会心のKO勝利 ☆2月20日(日本時間21日)/アメリカ・ミシガン州デトロイト/ウェインステート・フィールドハウス USBAスーパーウェルター級タイトルマッチ10回戦 ○アードレアル・ホームズ・ジュニア(29歳、アメリカ=69.55㎏)チャンピオン ●マーロン・ハリントン(31歳、アメリカ=69.82㎏) ※使用グローブ=REYES赤(ホームズ、ハリントン) TKO2回1分25秒  BoxRecによれば、ハリントンはオーソドックスとなっているが、

          【ボクシング】2・20アメリカ・デトロイトのUSBAタイトルマッチ2試合批評&考察

          【ボクシング】2・16ニューヨークの4試合を批評&考察

          フォスター薄氷の勝利。6Rに打ち込んだ楔がポイントと見た ☆2月16日(日本時間17日)/アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク/マディソンスクエアガーデン・シアター WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦 ○オシャキー・フォスター(30歳、アメリカ=59.02㎏)チャンピオン ●エイブラハム・ノバ(30歳、アメリカ/プエルトリコ=58.56㎏)12位 ※使用グローブ=RIVAL白(フォスター)、RIVAL白・桃(ノバ) 判定2-1(115対112、113対114

          【ボクシング】2・16ニューヨークの4試合を批評&考察

          【ボクシング】2・24両国国技館のトリプル世界戦+1批評&考察

          打たせず打つ打ち合い。井上拓真は最強アンカハスを引きずり込んで制した☆2月24日/東京・両国国技館 WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 ○井上拓真(28歳、大橋=53.4kg)チャンピオン ●ジェルウィン・アンカハス(32歳、フィリピン=53.4kg)9位 ※使用グローブ=WINNING黒(井上)、HAYABUSA赤・青(アンカハス) KO9回44秒  一見すると、一進一退の攻防、打ち合いに映るかもしれない。だが、アンカハスが序盤からかなりのストレスを抱え、苦し紛れ

          【ボクシング】2・24両国国技館のトリプル世界戦+1批評&考察