【告知】#ドラクエ3 HD-2D版の発売日まで、1ヶ月を切りました。同作の発表に触発されて書き始めた「大航海ファンタジー」の物語。11/14までの完結は無理でしたが、後編は「広げた風呂敷を畳む」段階に入ってるので淡々と進めていけそうです。 赤子を抱く海賊少女マリス。後半の伏線?
バルセナから海沿いに北上、カルカスへ進むピサロ軍。 そこへ現れる、幽霊船フライング・ダッチマン号。 「エリック、間合いを保ちつつ注意を引いて」 「イエス、マム!」 「神のご加護を」 悲壮と決然。海賊少女マリスが胸に秘める想い。 「ピサロはボクたちが止めるよ。撃ち方始め!」
「マジ、リスペクト!」 を 略して 「マリス!」 とか 流行んないかなぁー。 せめて、note内だけでも(笑)
ダッチマン号で舵輪を握るエリックが、先日のことを回想する。 「立派になったな。私は、お前にボスの座を譲りたい」 ホログラム通信で再会した、ルチアノからの申し出。 「ボス、俺はダッチマン号のキャプテンに返し切れない恩がある」 「ルチアノさん、ごめんね!」 微笑むマリス。
「改めて、マリカさんには大変お世話になってます」 「まさか、ひ孫を抱けるなんてね」 嫁の祖母である少女海賊にあいさつするアッシュと、赤子のマリオを抱いて感動するマリス。そこへ、操舵士のエリックも来て。 「よく来てくれたね。海峡の封鎖を解くのに、夢見の宝珠が必要なんだ」
混乱に陥る甲板上。 すると深い霧が立ち込め、本当に幽霊船が現れた。 「おい、やばいぞ!」 「面白そうだね、ボクも混ぜてよ」 船首に立つのは、マリカに瓜二つな海賊の少女。 「おばあちゃん…なの?」 「キミ、マリエの面影があるね」 母の名を呼ばれ、マリカは確信した。