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原作愛は、原理主義じゃない。 好きな作品から受け取ったバトンで「次の区間」を走る駅伝。 #ドラクエ3 を出発点に「商人を主役にし、大航海時代を掘り下げる」道を選んだ私は、新たな海へ船出する。 ONTEMBAAR、それは抑え難き不屈の者!
「彼女も分かったはずです、こんなトリック」 「でも追わなかった。迷いがあったんじゃない?」 ノーチラス号の船室に飾られた、ボトルシップ。 それはムウの遺産、七海の瓶。中に見えるのはアルゴ号。 「隠し機能で、難は逃れましたが」 「あたしも知らなかったんだもの、シャルロッテもね」
「黒胡椒を取りに行く勇者の話を本気の大航海時代にして夢と空想科学を添えたオンテンバールな女商人の旅行記」 ライトノベルやKindle本のタイトルの付け方に従えば「おて商」はこんなタイトルになっちゃうかも? 内容が分かりやすくはなったかもしれないけど、これどうなの?
「僕は、どうすれば」 艦内の船長室で、悩むアッシュ。 仲間を救えず、妹アーシャとも刃を交えた。 港を襲った津波は、交戦の余波。 珈琲を淹れながら、誰でもない男は呟く。 「諦めない限り、道はあるさ」 「そうよ。あたしもついてる」 夢渡りから戻ったマリカも、励ましてくれた。
バーラト近海を極東へ向かい潜航する、巨大な鋼のクジラ。 その名は、ノーチラス号。 魔王討伐のため、勇者オレガノに託されたムウの潜水艦。 反逆者の汚名を着せられた今も、世界平和のため独自に隠密行動中。 コジコーデで沈んだアルゴ号の乗員は、彼らに救助されていた。
「な〜んか見たこと、あるようなぁ?」 エルルに見られて、もじもじ。 「おねえちゃん、シャルロッテちゃんににてるね」 マリオも、じっと顔を見る。 「あなた方、強い夢のチカラ、感じます」 なんと、ルビーのお守りの妖精が。 ソルフィンの願いに応じ、シャルロッテを探しに来た?
「リベルタス!今日こそは墜とす」 漆黒の機体が、白い機体を追い詰めたと思った瞬間。 赤い機体が横からキック、二機の連携で返り討ち。 虚空を漂う戦死者の魂。手を伸ばすのは、冥府の女王ヘル。 「させないよ」 魂を横取りしたのは、ロキだった。 「おのれ!父の名を騙る詐欺師め」