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原作愛は、原理主義じゃない。 好きな作品から受け取ったバトンで「次の区間」を走る駅伝。 #ドラクエ3 を出発点に「商人を主役にし、大航海時代を掘り下げる」道を選んだ私は、新たな海へ船出する。 ONTEMBAAR、それは抑え難き不屈の者!

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(招かれずにワルハラへ入った私は、不法侵入なのか) パパさんが自問する。では、赤い糸で結ばれたこの子は? そのとき、脳裏にあの演説が浮かぶ。シャルル総帥の。 「生きることは、戦いだ。長き冬を耐え抜いた同胞のために… 私は、ここに宣言する」 一触即発の状況で、彼は何を!?

「以上が、この城で起きたことだ」 映像が終わると。奥の玉座で朽ちていた骸骨が語りかけてきた。 「魔王軍は、戻ってこないの?」 マリカが、素朴な疑問をぶつけると。 「貴殿が夢見の宝珠を手にした時、私も力を取り戻し城を奪還できたのだ」 アッシュを見て、王は感謝を述べた。

「何だ、お前は?」 「戦死者ではないな、軟弱過ぎる」 騒ぎを聞きつけた勇者、エインヘリャルたちがパパさんを取り囲んで 槍の穂先を突きつける。すると、エルルが前に出た。 「パパさんはぁ、エルルちゃんが選んだ勇者様ですぅ!」 ロキは注意深く、二人を見守る。ほんの小手調べだ。

最後に見えたのは、オレガノが謁見の間にサークレットを置く場面。 「勇者オレガノが生きていれば、妻子に危害が及ぶ」 旅はまだ、終わらない。 「故に私は今から…誰でもない男だ」 「では、何とお呼びすれば?」 孤独な彼を、案じるユッフィー。 「私はヴァジル。怪傑ヴァジルさ」

エルルを心配したロキが、曲がり角を曲がると。 見知らぬ服のおっさんが、彼女の下敷きに。 「これは!?」 数多の魔術に通じるロキには、見えていた。 エルルと彼を結ぶ、絆の糸。 それは、戦乙女が自ら選んだ戦死者との間に結ぶつながりに似て。 「知らないよ、こんな魔術…!」

「脱出しますの!」 とっさに、ドラゴンの髪をつかむオレガノ。 それを確認すると、巨体が全速で駆け昇る。 左右より迫り来る岩壁より速く。 大穴から、青空の下へ飛び出る桃色の竜。 かつて、全ての災いの根源と呼ばれた穴は…ここに閉じた。 「礼を言おう、竜の姫君よ」 「光栄ですの」

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