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奇妙で、不思議で、不穏な物語。美しくも恐ろしい子どもたちの共和国を描いた、アンドレス・バルバ『きらめく共和国』

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子どもにかかわる現代の寓話「きらめく共和国」

現実的な行動が、あなたを救う

3年前

『きらめく共和国』 アンドレス・バルバ (著), 宇野 和美 (訳) 200頁に満たない中編小説、絵本のようにかわいらしいタイトルと装丁ですが、中身は最先端の本格的世界文学。22年前に起きた不可解な事件を、(他者には)愛に満ちた、(自分には)厳しい視線で回想する。その姿勢が何より美しい小説でした。