【読書】言葉への向き合い方について考える『無人島には水と漫画とアイスクリーム/最果タヒ著』
私がいつも訪れている図書館で「エッセイ特集」という特集棚が設置してあって、ふらっと見ていたら、アイスクリームの体言止めに胸がざわついてしまって、思わず手に取ってしまった。
はじめて著者の本を読んだけれど、その言葉選びの独特な世界観にまたたく間に引き込まれてしまった。
このエッセイ集、著者がマンガを紹介しているいわば「おすすめ漫画集」みたいな大枠なんだけれど、実際読んでみると、マンガを読んだ感想よりも、それを読んだ著者が「人間」について深く考察している観点が独特で、面白すぎ