感受性と過敏症の因果関係
こういう単語をテーマに並べると、心理学などを学ばれた方などからすると発達障害とHSPの違いについてかな、なんて思われてしまうかもしれません。
ちなみにHSPというのは、「ハイリー・センシティブ・パーソン」の頭文字をとった単語で、日本語だと「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味になります。
発達障害は脳の障害が原因であることに対して、HSPは気質や特性であるという違いがあります。
話が横道に反れましたが、今回テーマにしたかったのは脳や気質の話ではなくて、コーヒーと体質の話について。
お酒が好きなので毎晩は飲むものの、一杯飲んだだけで本当に恥ずかしいくらい真っ赤になってしまいます。
それと関係があるのかどうかは分かりませんが、実はコーヒーも毎朝飲むものの、複数杯飲んでしまったり、ましてや午後に飲んでしまったりすると、途端に夜眠れなくなってしまうのです。
普段は入眠も早く、バタンキュー(死語ですね)なのですが、カフェインを過剰に摂取した日は信じられないくらい眠れなくなります。
アスパラガスの時にも、母親に言われるまで原因が全然分からなかったのですが、眠れない原因についてもしばらくは全く分かりませんでした。
原因を理解した今は、カフェインを摂取し過ぎた時に自分に起こる症状についてはよく把握できています。
わけの分からない焦燥感と、いつもよりも激しくなる動悸、そこからの不眠状態。
必ずと言っていいほど、この三点セットが付いてきます。
でも、飲んですぐに真っ赤になるお酒と違って、コーヒーについては周囲の人たちからだと目に見える症状は出ませんから、いつも笑われるのですよね。まあ、お酒の時も笑われるのですけど。
午後のコーヒーは飲まないようにしているので、「眠れなくなるから」と真顔で断るのですが、ほとんどの人たちの反応は「子供じゃないんだから(笑)」「またまたぁ、そんなことないでしょ」というような返しばかり。
妻なんて寝る前にガブガブ飲んだ上にスヤスヤ眠っていますから、こういう人たちからすると理解できない症状なのでしょうね。
そこで、このやろうと調べていくと、「カフェイン過敏症」やら「カフェイン感受性」といった単語と出会うことになるわけです。
「カフェイン不耐性」なんて言葉も出てきました。
カフェイン過敏症とは、「食品に含まれるカフェインに過剰に敏感な体質で、少量の摂取でも動悸や腹痛、頭痛などの症状が出てしまう状態」のことを言うらしく、私の症状はまさしくこれに当てはまります。
カフェイン不耐性というのは、耐えられないわけですから、これはもうアレルギーみたいなもので摂取はしない方がいいのでしょうね。
「カフェイン感受性」という言葉は、なんでもかんでも研究する米国の研究報告にありました。
どうやらコーヒー摂取者は3つのグループに分かれるらしいです。それも肝臓と中枢神経系という二つの要素にまたがる遺伝子レベルで。
まず、「高カフェイン感受性」について。
次に「中カフェイン感受性」とは。
最後に「低カフェイン感受性」とは。
前述しましたが、アスパラガスを食べた後のオシッコが臭いと騒いでも、5人に1人しか理解を得られないのは、ほとんどの人が「アスパラガス嗅覚障害」であるからと研究にはあります。
それと同じことで、多くの「中・低カフェイン感受性」の人々は、カフェイン耐性をもっているがゆえに「カフェイン不感症」になっているというわけで、そういった可哀そうな理由であれば、アスパラガス尿への反応同様に、我々感受性の高い選ばれし人間の心境についてなかなか理解が得られないのは、これはもう仕方がないということが今回よく分かりました。
アスパラもカフェインも遺伝子からみたいですから、この二つの因果関係を調べてみても面白いかもしれないですよね。
今日も読んでくださいまして、ありがとうございます。