一 タイトル戦の決勝。 オーラスで、鳳凰卓清一はトップと一万点差の二着だった。 テンパった。 満貫をツモれば逆転優勝。清一はリーチを打った。 むかってくる者はなく、全員が現物を切る。 一発目。清一は牌山に手を伸ばした。 ――ツモれ! ツモれ! 「こりゃあ! なにぼさっとしておる!」 怒鳴り声で、清一は我に返った。 竹ぼうきを落としそうになりながら、清一はふり返った。住職である父・鳳凰卓元三が、鬼の形相で腕組みしている。 「いやあ、少し考え事を…
松屋は牛めしの「あたま大盛り」が好きなんだけど、それに生野菜生玉子セットを付けて790円。 外食としては非常にコスパがいい。 ただ、積極的に行くかというとそうでもない。 どうも、客層が気になるのだ。 独断と偏見だが、松屋は肉体労働者が多い気がする。 あとは、いい歳こいて仕事してるんだかどうだかわからないオッサン。 地元店に限っての話かもしれないが、視界にそういう客が入ってくるのが嫌なんだ。 他の牛丼チェーンはどうかというと、これも独断と偏見だが、吉野家は会社員が多いイメー
日頃から俺は、麻雀の何切るでは、「何を切るか」より「なぜ切るか」を説明できるかが大事と言っている。 たとえば次の牌姿。 以前Xのポストにも挙げた問題。 打牌候補として考えられるのは6p、1s、白だろうか。 これがオーラスでアガリトップの状況なら、俺は6pを切る。 受け入れ枚数が最大で、9sのチーテンはもちろん取るし、白が先に出ればやはりポンだ。最終的に147sか258sにするかは状況で。 場合によっては58mのチーテンも取るかもしれない。ドラまたぎで出にくい牌なので。
秋華賞、菊花賞と3連単を2週続けて的中、さらにスワンSで3連複19万馬券を的中したものの、天皇賞(秋)でリバティアイランドにぶちこみ轟沈。 そんな浮き沈みを繰り返す俺は、去る11/3(日)、友人たちを誘い府中に行ってきた。 競馬ファンに「府中」と言えば、東京競馬場だ。 いつも雀荘でタバコの煙と蛍光灯の光ばかり浴びているので、たまには青空の下で日光を浴びないとな。 とか言いつつ、先月も俺はひとりで行ったけど(^^;) メンツは俺、よしお、かとうもゆるさんの三人。 よしおは
俺は根がオタクだから、二次創作も好きだ。 小説でも何作か二次創作を書いている。 なにしろ、初めて書いた小説が『ファイナルファンタジーⅡ』(以下:FF2)の二次創作なのだ。 18年前くらいに、北方謙三先生の『水滸伝』にインスパイアされて、FF2を北方水滸伝っぽく書いた。 正真正銘、これが生まれて初めて書いた小説だ。 20万字くらいかな。のんびりと月イチ更新で、完結まで4年くらいかかった。 ブログに書いていたものをnoteに転載している。 ファンタジーなのに、横文字をあまり使
かつて新所沢に存在した、世紀末雀荘P。 常に怒号が飛び交い、レジはパンク、麻雀を打ちもしないホームレスが宿代わりにソファーで寝てたり、精神異常者が駆けこんできたり、他にも書けないことが色々……。 ひどいけど面白い、でもやっぱりひどい雀荘だった。 『タフボーイ』の異名を持つ店長・I川さんは現在、警備員の仕事をしている。 ある日俺が雀荘Mで打っていると、I川さんがやってきた。 仕事終わりに、制服姿で。 脚を組み咥えタバコで麻雀を打つ姿は、羊の皮をかぶった狼ならぬ、警備員の皮
漫画アプリやWebサイトで漫画を読むことが増えた。 ほとんど毎日読んでいる。移動中でも手軽に読めて便利だ。 現在利用しているアプリやサイトを挙げてみるとこんな感じ。 マガポケ ヤンマガWeb サンデーうぇぶり LINEマンガ 少年ジャンプ+ ビッコミ チャンピオンクロス ヤンチャンWeb WEBコミックガンマ 各サイトやアプリは何作も読んでいるものもあれば、一作品のために利用しているものもある。 毎日使うのはマガポケ、LINEマンガ、サンデーうぇぶりで、あとは週一とか月一
おっさんがくだらないダジャレ(いわゆるオヤジギャグ)や下ネタを言うのは、老化により前頭葉が衰え、頭で考えたことが口を衝いて出てしまうかららしい。 なるほど、失言して叩かれる政治家とかはみな、脳が劣化してるってことだな。 俺も最近はリアル・ネット問わず、下ネタが増えてきた。 先日も地元の雀荘に入るなり、「3P(三麻)しようぜ~。俺のリー棒しゃぶれよ」とか、対局中も「オチンチンドラ3。倍マンコペロペロ~」とか言って、客や店員は笑ったり引いたりしていた。 ――俺ももうオッサンな
気づけば、コーラをやめて一年が経っていた。 コーラをやめるに至った経緯は、過去の記事を読んで欲しい。 ようするに、福地誠さんとのやり取りがきっかけなのだが、コーラだけでなく、微糖の缶コーヒーやジュース類もやめた。 あ、でもこないだ2回オナニーした翌日はだるくて思わずレッドブル飲んだわw 若い頃は5,6回は余裕だったけどな。 ちなみに一日の最高は13回。どうでもいいねw ——さて、ふだんは特茶にウーロン茶、ジャスミン茶などを飲んでいる。 雀荘ではもっぱらアイスティーの無糖、
某チェーン雀荘でのことだ。 この雀荘にはめったに行かず、たまたまピンサロの予約時間までの暇潰しに寄っただけなのだが、残り700点の上家が誤ってリーチ発声した。1000点罰符で終了か、と思ったが、ノーペナルティで続行という裁定で驚いた。 間違って飛ばないようにするための救済措置、あるいはトップを競ってる人たちの迷惑にならないためなのかな。よくわからないけど。 考えようによっては逆手にとって悪用できそうだけど、1000点未満の状態から悪さしようにも限界があるか。 まあめったに行
今年の3月に移築、公開された作家・吉村昭の書斎を見学してきた。 と、そんなわけで吉村昭の書斎を見学し、俺の執筆力も高まったかどうかはわからないが、深く静かな感動があった。 ちなみに俺が初めて読んだ吉村昭の作品は、『羆嵐』。 1915年、北海道でヒグマが開拓民を襲った日本獣害史上最大の惨事である三毛別羆事件を題材にした作品だ。ヒグマが人を食う恐ろしい描写、そのヒグマと闘う老練な猟師の描写が見どころだ。 歴史ものはほとんど読んだことがないが、天明年間に船の難破で伊豆諸島の鳥
外は、すっかり明るくなっていた。 その日バーで知り合った女を、俺は部屋に連れて帰った。 ぽっちゃりとした、胸の大きな女だ。 部屋に着くとすぐにキスをして、舌を絡ませ合った。上着をたくしあげ乳房を吸うと、女はフローリングの床に腰を落とした。 俺がベッドに誘うと、ここでいい、と言うので、そのままジーンズと下着を脱がした。 薄い恥毛の奥へ手をのばし、指を一本、二本と挿れて動かす。女は声をあげ、少しすると叫びながらガクガクと痙攣した。 床に、水たまりができていた。 こうなることがわ
大人になると、夏季休暇なんてあっという間だな。 結局どこも行かずに連休が終わっちまう独り者も多いんじゃないか? そんなわけで、せめてひと時でも自宅で夏を楽しめるよう、夏に観たい映画、読みたい小説や漫画を独断と偏見で紹介する。 【映画】 『スタンド・バイ・ミー』 田舎町に住む四人の少年たちが、好奇心から死体探しの旅に出る、ひと夏の冒険を描いた物語。 物語は主人公の回想から始まる。少年時代の友情に思いを巡らせ、寂しさを感じさせるラスト。 『菊次郎の夏』 生き別れの母に会
その後どうなったのかは想像に任せる、というような、人により解釈が異なる作品がある。 制作側が意図したかどうかわからないものもあるが、映画のネタバレサイトで調べたり、人と作品について話した時に解釈の違いがあったりして面白い。 いくつか例を挙げよう。 『シェーン』(1953年) 西部劇の名作。 流れ者のシェーンは世話になった開拓民家族のため、悪徳牧場主と戦う。 シェーンとジョーイ少年との交流が心温まるが、流れ者の悲哀も感じさせる。 「一度人を殺してしまったら——元へは戻れ
本日8月1日は牌(はい)にかけて麻雀の日。 雀荘で働いていた二十数年前、雀荘組合の人が持ってきたカレンダーで、それを知った。 そして、8月1日は俺の小説『黒崎アンナは麻雀暮らし!』の主人公、黒崎アンナの誕生日でもある。 麻雀の日ということで、主人公にふさわしいと思い設定したのだ。 アンナはいわゆる爆乳だが、別にパイの方にかけたわけではないぞ。 「アンぐら!」は新所沢に住む雀ゴロの女の子の物語だ。 雀荘の人間模様や、麻雀に命を削る者たちの生きざまを描いている。 本日、以前
友人の話。 雀荘で、3着目の友人がダンラスのおっちゃんと二軒リーチの状態だった。 おっちゃんは1100点からのリーチで残り100点。 友人は6-9索待ちだった。 おっちゃんがハイテイで9索を引き、「カン」と発声。 しかしハイテイなのでカンすることはできず、誤カンの1000点罰符でトビ。 打牌されることなく、友人のアガリは不成立とのこと。 友人は納得できず抗議したが、同卓していたメンバーいわく、発声の時点で誤カンで1000点罰符、点棒が足りないのでトビだそうだ。 友人はそ