三鷹市吉村昭書斎
今年の3月に移築、公開された作家・吉村昭の書斎を見学してきた。
と、そんなわけで吉村昭の書斎を見学し、俺の執筆力も高まったかどうかはわからないが、深く静かな感動があった。
ちなみに俺が初めて読んだ吉村昭の作品は、『羆嵐』。
1915年、北海道でヒグマが開拓民を襲った日本獣害史上最大の惨事である三毛別羆事件を題材にした作品だ。ヒグマが人を食う恐ろしい描写、そのヒグマと闘う老練な猟師の描写が見どころだ。
歴史ものはほとんど読んだことがないが、天明年間に船の難破で伊豆諸島の鳥島へ漂着し、12年に及ぶ無人島生活の後に故郷へ帰還した土佐の船乗りの史実を基にした物語である『漂流』もおすすめだ。
以前雑感をポストしたので貼っておく。
動物とそれに関わる人々を題材にした短編集も面白い。
まだまだ読んでいない作品がたくさんあるが、まずは動物ものから読もうかな、と思っている。
飾り気がなく力強い筆致で、記念館を建てられるような作家はやはり違うな、と思わされる。
見学の後は、井の頭恩賜公園を散策した。
蚊に喰われまくったw
俺自身の作品も、近々公開予定。
まずはnoteにアップするので、よろしくお願いいたします。