卓上のガードマン
かつて新所沢に存在した、世紀末雀荘P。
常に怒号が飛び交い、レジはパンク、麻雀を打ちもしないホームレスが宿代わりにソファーで寝てたり、精神異常者が駆けこんできたり、他にも書けないことが色々……。
ひどいけど面白い、でもやっぱりひどい雀荘だった。
『タフボーイ』の異名を持つ店長・I川さんは現在、警備員の仕事をしている。
ある日俺が雀荘Mで打っていると、I川さんがやってきた。
仕事終わりに、制服姿で。
脚を組み咥えタバコで麻雀を打つ姿は、羊の皮をかぶった狼ならぬ、警備員の皮をかぶった場末雀士である。
麻雀はしっかりしていて、守備力が高かった。
さすがガードマンだな(==)ウム
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