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映画『シャーリィ』とシャーリィ・ジャクスン著『くじ』の感想

映画『シャーリィ』とシャーリィ・ジャクスン著『くじ』の感想

今年の9月の話なのですが、上田映劇さんで『シャーリィ』という映画を鑑賞しました

高名な小説家のシャーリィ・ジャクスンと大学教授の夫の2人が暮らす、蔦の絡む豪邸に住み込む事になった若い夫婦が見舞われる、息詰まる家主たちとの関係の話…なのですが
“愛が試されることになる”
“魔女の毒であなたは目覚める”
とのポスター煽り文句を見て、作家シャーリィと若夫婦の妻の共依存性+友情+主従関係エッセンスと、作

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『アニエスv.によるジェーンb.』と『カンフー・マスター』を上田映劇さんで鑑賞した感想記事

『アニエスv.によるジェーンb.』と『カンフー・マスター』を上田映劇さんで鑑賞した感想記事


昨年に急逝したジェーン・バーキンの追悼記念上演として、上田映劇さんで上演された2本の映画を鑑賞してきました

『アニエスv.によるジェーンb.』

ジェーン・バーキンについては、日本のドラマの主題歌になった曲がとても好きだったのと、エルメスのバッグの名前の元になった人、という情報だけを持って鑑賞しました
冒頭はティツィアーノの絵画(多分)の場面を模した扮装のジェーン・バーキンが40歳の誕生日を前

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映画『幻の光』を、上田映劇さんで鑑賞してきました

映画『幻の光』を、上田映劇さんで鑑賞してきました

是枝裕和監督の1995年の作品ですが、石川県を舞台としている縁から、能登半島地震 輪島支援特別上映として リバイバル公開されています

原作の小説では、失踪したままの祖母の記憶に苛まれ、自殺した夫のことも幾度も幾度も繰り返し思い続け、語りかけることを止められない女性の話…と読める物語なのですが
映画として再構築された彼女は終盤までその内心が推し量れず、厳しくも穏やかな能登半島の自然の中で、幸せに過

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『幻の光』  宮本輝 感想

『幻の光』 宮本輝 感想

宮本輝さんはこれまで馴染みのない作家さんで、かなり前に『錦繍』を読んだだけだったのですが、来月の頭頃に映画版の『幻の光』が上田映劇さんでリバイバル上演されるので、読んでみようかと手に取りました
この作品は四篇の短編集になっており、表題作の『幻の光』は夫を自殺によって喪った後に、遺された息子を連れて、離れた土地の家に嫁いだ女性が、新たな生活や経済的な安定を得ながらも、前夫を思って心の中で語り続けてい

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本格的珍作歴史映画『信虎』のネタバレしかない感想記事

本格的珍作歴史映画『信虎』のネタバレしかない感想記事

もう3年も前の話なのですが、こちらの映画を鑑賞しました

寺田農さんが武田信玄の父親である武田信虎を演じた映画、その名も『信虎』です
安土桃山時代の歴史ものが好きでも、武田信玄の父の信虎に焦点をあてた作品って思い当たらないし、ましてやそれが映画になるなんて(ニッチ過ぎて)大丈夫かと心配しながら観に行ったのですが、寺田農さん演じる信虎が大変魅力的な作品でした
信虎は嫡男である信玄(当時の名は晴信)か

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『Here』と『ゴースト・トロピック』を上田映劇さん姉妹館のトラゥム・ライゼさんで鑑賞してきました

『Here』と『ゴースト・トロピック』を上田映劇さん姉妹館のトラゥム・ライゼさんで鑑賞してきました

先週に続き、長野県上田市の上田映劇さんの姉妹館である、トラゥム・ライゼさんで映画を観てきました
こちらはその感想文ですが、例によってネタバレにはあまり配慮していない文章なので閲覧にはご注意ください
ベルギーの映画監督、バス・ドゥヴォス氏の作品の二本立てで、初めて観る監督さんでした

『Here』

まったく分かりやすくないのに、観ていると引き込まれるし、しっかり見ごたえもあるし、画面に映る光景の美

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映画『悪は存在しない』と『銀鏡』の感想/上田映劇+トラゥム・ライゼ

映画『悪は存在しない』と『銀鏡』の感想/上田映劇+トラゥム・ライゼ

noteでよくご紹介させて頂いている、長野県上田市の映画館、上田映劇さんと姉妹館のトラゥム・ライゼさんで、映画の鑑賞をしてきました

こちらはその感想の記事なのですが、申し訳ありません
一部、映画の内容についてショッキングな解釈をしている部分があるので、ネタバレだけでなく、暴力や残酷描写が苦手な方は閲覧をお控え頂くようお願いいたします
分かりやすく、ショッキング部分にはゾーニングした書式にしていま

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ディズニー映画を3本立てで観賞会をした記録

ディズニー映画を3本立てで観賞会をした記録

先週、久しぶりに友人と自宅でゆっくりしながら、観そびれているディズニー映画をまとめて観る会、というのをやりました
3本ほど観ましたので、その感想の詰め合わせ記事を作ってみたのですが、ディズニー映画ってこうだよね、ってイメージが固着してるとこあったな、とやや反省するほど、新たなディズニー映画像を感じる観賞会になりました
ただその一方、感想と言いつつ文句も書いちゃってるとこもありますので、思い入れを持

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映画の魔法を巡る旅『This Magic Moment』

映画の魔法を巡る旅『This Magic Moment』

先日は、たびたびお邪魔させてもらってる、長野県上田市の上田映劇さんで、『This Magic Moment』の鑑賞をしてきました

日本各地の、南は沖縄から北は北海道まで、各地のミニシアターを監督のリム・カーウァイ氏が直接訪ね、館長やスタッフさんにインタビューを行い、映画館の歴史や成り立ち、そして溢れんばかりの思い入れを伺う、というドキュメンタリー映画です
上田映劇さんも、この映画に出演しているの

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上田映劇さんで『オスカー・ピーターソン』と『枯れ葉』の観賞会をしました

上田映劇さんで『オスカー・ピーターソン』と『枯れ葉』の観賞会をしました

以前よりちょくちょく出かけている、長野県上田市の、古い古い素敵な劇場『上田映劇』さんで観た映画2本の感想をまとめた記事を作りました
上田映劇さんについては、よろしければこちらの過去記事をご覧下さい

『オスカー・ピーターソン』

こちらの作品は、カナダ出身のジャズピアニスト、オスカー・ピーターソン氏の伝記映画です
ジャズというジャンルは好きだし聞くこともありますが、ジャズをBGMに採用してるアニメ

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誰も触れない二人だけの国 映画『王国(あるいはその家について)』感想/上田市トラゥム・ライゼ

誰も触れない二人だけの国 映画『王国(あるいはその家について)』感想/上田市トラゥム・ライゼ

長野県上田市の映画館、トラゥム・ライゼさんで、こちらの映画を鑑賞してきました

友人の一人娘の世話を頼まれていた女性が、その娘を川に突き落としたのは何故か? という心理をとことん突き詰めていく話です

登場人物は3人
娘を突き落とした女性、亜希
娘の母親で女性の幼なじみ、野土香
娘の父親で2人の女性の大学の先輩、直人

観賞する前は、この3人のそれぞれの視点から様々な情報が語られて、隠された真相が

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映画ドラえもん 『のび太の地球交響曲』感想と、ドラえもんとの付き合いについて

映画ドラえもん 『のび太の地球交響曲』感想と、ドラえもんとの付き合いについて

2024年の新作のドラえもんの映画を観てきました

ドラえもんの映画を映画館で鑑賞するのは、小学生の時以来です、本当に30年ぶりくらい
音楽をテーマにしたストーリーだと昨年の今頃に有識者さんからの情報で知っていたので、鑑賞するにあたり以下のタスクチェックをしようと決めてました

・公害レベルの騒音であるジャイアンの歌としずかちゃんのバイオリンに、これまでにない運用があってほしい
・音楽にまつわるひ

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映画感想『レオノールの脳内ヒプナゴジア』と『シャクラ』/上田映劇さん

映画感想『レオノールの脳内ヒプナゴジア』と『シャクラ』/上田映劇さん

先日は再び寒波が押し寄せ、氷雨が降る中でしたが、恒例の上田市上田映劇さんに、映画鑑賞にでかけてきました

会場には早めに入れたので、少し場内を見てまわりました
上田映劇さんは協賛会員に入ると、こうして座席に名前を表示してくれるそうです 自分もやろうか迷ってます

『レオノールの脳内ヒプナゴジア』

こちらは2022年のフィリピンの映画です
フィリピンの映画、というものにそもそも馴染みがなく、どんな

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坊やの旅の物語 映画『ボーはおそれている』感想

坊やの旅の物語 映画『ボーはおそれている』感想

コメディのつもりで作った、とのアリ・アスター監督のインタビュー記事や、相互のnoterさんの傘籤さんの記事を読んだ上で鑑賞したのですが
個人的にはこれは、ちゃんとしたホラーに見えました
人に恐怖をエンターテイメントとして与えることを目的にした映画、という意味の、ちゃんとしたホラー、です
アリ・アスター監督の前作『ミッドサマー』は、美しく明るい北欧の風景を描いているけど「これ…ホラーだよね…え? 気

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