『そして夫は、完全な女性になった』 みかた・著 感想
結婚して20年近くたつ配偶者からある日、男性の身体で生きていくことに耐えられない、女性になりたい、と打ち明けられた人の体験記です
トランスジェンダーの方ご本人のお話を見聞きすることはあっても、結婚して何年もたつ配偶者からそれを告げられた側の思いは、これまで可視化されている場がなかなか無かったように思います
癌患者の家族が“第二の患者”と呼ばれるほどケアが必要であるのと同じように、性同一性障害の当事者のみならず、その配偶者や家族にもそれぞれに苦しみや悲しみがある
でも、どうして