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久しぶりにドラクエⅡをプレイした話③

noteの相互である、ひろうすさん傘籤さんのお名前をお借りしてはじめた、ゲームボーイカラー版のドラクエⅡの旅ですが、たいへん間が空いてしまいましたが、旅のレポートの続きを書きたいと思います
これまでの記事はこちらです

1話目(3人の合流まで)

2話目(風のマント入手~ドラゴンの塔~ラダトームまで)

今回はドラクエ1や3もプレイしている人にとってはお馴染みの場所である、ラダトーム城対岸の魔王の城まで向かいました

かつてこの城には、ドラクエ1の時代で竜王と呼ばれる邪悪な存在が住んでいました
それを討伐するまでの物語がドラクエ1で、現在のドラクエ2の約100年前の物語にあたります
竜王を討伐した勇者が、我々3人のご先祖さまというわけですね
そんな因縁の旧竜王の城を訪ねると、思わぬ人物と出会いました

何と、りゅう王のひまごを名乗る人物が!
そう考えると、こちらもドラクエ1の勇者のまさにひまごの世代なのかも知れません

“りゅう王のひまご”は特にこちらに敵対してくる様子はなく、むしろハーゴンの討伐という目的に協力してくれる素振りをみせます

懇切丁寧にロトの子孫どもに助言をしてくれる上に、重要な情報も渡してくれるのでした

ドラクエ2の作中では、この“りゅう王のひまご”がロトの子孫である我々に協力してくれる理由や、大地の精霊とロトの関係についてよく知ってそうな経緯などは詳しく語られることはありません
というか全体的に、物語の背景などはプレイヤー側が好きに想像していい余地がたっぷりあるゲーム、それがドラゴンクエストなんです

ハーゴン討伐を断ると面白いリアクションをする、りゅう王のひまごでした
ちなみにこの、りゅう王のひまごの城ですが
我々のご先祖であるロトの愛用の剣が隠されています

かつてドラクエ1の時代にも、同じ場所にこのロトのつるぎが安置されていました
それに加えて旅に役立つ地図まで置かれていて、情報もくれるわけで、かつて先祖の世代では戦いを繰り広げた間柄なのに、随分な旅の助けをしてくれるのです

ドラクエ1の時代には、勇者と竜王は戦いあった後に円満に和解していたのではないか? と想像したくなりますが、ドラクエという物語はそうした背景などは作中で語ってくれず、匂わせるのみ
そういうとこが子どもの頃から好きですね

りゅう王のひまごの助言を受けて世界をめぐり、大地の精霊の力を貸してもらうための“もんしょう”を集めます
同時に、金のかぎ、牢屋のかぎ、水門のかぎ、などを入手しなければならない、という情報とその入手場所も順々に明かされていきます

辺境の地の王国の牢に繋がれている囚人などが、思いがけない情報をもたらしてくれることもあります

辺境の地の王から月のもんしょうを譲られ

南海の孤島の祠で太陽のもんしょうを見つけ

その近隣の海の中の小さな島にたどり着き

金のかぎの持ち主についての情報を得て

金のかぎを見つけました

金のかぎを守り続けていた、忠実な犬が可愛いです

そんな具合に世界をあちこち巡る中で、こんな出来事にも遭遇しました

とある街の宿屋で、なんとサマルトリアのひろうす王子が病に倒れてしまったのです

ひろうす王子! そんなこと言わないで…

生命の力に溢れた聖なる樹、世界樹の葉を薬にし、ひろうす王子にかけられた呪いを祓いました

ひろうす王子! 治って良かったです

ちなみに、サマルトリアの王子が病に倒れている最中にご実家のサマルトリア城に向かうとこんな話が聞けます

ひろうす王子の妹姫、アニェースちゃんが泣いてしまう…

優しい妹姫のアニェースちゃんです

お父上のサマルトリア王

サマルトリア父上、わりと容赦なく厳しめなお方でした
今回のひろうす王子の呪いによる病ですが、ローレシア王子のたけうちとムーンブルク王女のかさくじが共に発病してないところを見ると、呪術の病に対して免疫があったのか、それともひろうす王子にだけ呪いがかけられたのか、考察がはかどります
前回のこのドラクエ2レポートにも書きましたが、サマルトリア王子は武力の強さよりはパーティの安全とケアを担うスキルを得意としている人物像なので、たけうち王子とかさくじ王女にも向けられた呪いを無意識に引き受けて、引き付けてくれて病に倒れてしまったのでは? と自分は解釈しています
でもサマルトリア王子の父上や妹さんは、当人を「ちょっと頼りない」と評価しているようです というかドラクエ2ユーザーの大半はそうなんですが
そして自分も昔はそうだったのですが、サマルトリア王子の良さというか、分かりにくい強さにとても惹かれる魅力を感じますね

ちなみに、ローレシア王子の父上も厳しめな台詞を口にします

「死んでしまうとは なさけない…」

シュールな文言ですが、ドラクエ2における死亡による全滅は(一番最近にセーブをした城に、ローレシア王子だけが蘇生された状態で戻される)という仕様なので、こう言っては変ですが、主人公にとっては“死”が致命的ではない世界なのです

ひろうす王子が死亡していると、痛々しく悲しむ妹ちゃん

やっぱり厳しめなサマルトリア父上なのでした…

旅の方に話を戻しますが、

未開の辺境の地の塔の中で、月のかけらを入手

りゅうおうのひまごの情報から発見した塔の中で、星のもんしょうを入手

すでに訪れていた街の隠し部屋の牢獄内で、水のもんしょうを入手

偉大な先祖の武具を入手し、ハーゴン討伐のための力を着々と蓄えてゆきます

浅瀬に囲まれた邪教の海底神殿に潜入します

海底の祭祀場で、邪神の像を入手しました

無事に紋章を集め終わり、大地の精霊と契約を交わすことが出来ました
この後は、ドラクエ2の難所と聞けばプレイされてる方にはピンとくるし、未プレイの方も『RPGにあった難易度の高すぎるダンジョン』としてそこそこ名の知れたロンダルキアへの洞窟に挑む事となります

ところで、ここまでで入手した各種もんしょうや鍵などですが
どこに行けば手に入るのか、という情報がゲーム内でしっかり手に入るようで入らない、次にどこへ向かえば良いのか凄く分かりにくい、今の時代には忌避されそうな作りになっています それがドラクエ2です

でも、昔のドラクエ2がファミコンで発売されていて、それに挑んでた頃のユーザーって、どういう経緯で攻略法が伝播していたのか不思議ですけど、理不尽な難度のゲームでもいつの間にやら、解き方を知ってたもんなんですよね
自分も物心ついた頃からドラクエ2の必須アイテムとその所在地は暗記していました
これは特殊能力ではなく、当時のユーザーはそんな生き物だったのです
ネットも無い時代に、雑誌の情報と不完全な攻略本と口伝で皆が挑んでたのって凄いことです
需要あるのか分かりませんが、ドラクエ2の必須アイテムとその情報をくれるキャラクターと所在地を以下にまとめてみました

(必須アイテム名/情報提供キャラクター/所在地)
星のもんしょう りゅうおうのひまご/大灯台
炎のもんしょう ベラヌールの宿の兵士/炎のほこら
月のもんしょう ベラヌールよろず屋のあらくれ/デルコンダルの王
水のもんしょう ロンダルキアへのほこらのグレムリン/ムーンペタ地下牢
命のもんしょう ローレシアの牢屋のあらくれ/ロンダルキアへのどうくつ地下一階
ぎんのかぎ サマルトリアの牢屋の囚人/泉の洞窟
きんのかぎ デルコンダルの牢屋の中の戦士/ザハンの町のタシスンの犬
すいもんのかぎ テパの村人とザハンの村人/ペルポイの町の牢内の囚人ラゴス
ろうやのかぎ ペルポイの町人/ペルポイの商店の隠れ品目
つきのかけら テパの村人とザハンの村人/月の塔
じゃしんのぞう 北のお告げ所の老人/海底神殿
(余談ですが、各種かぎは入手しなくても凄くレベルを上げれば解錠のじゅもんを覚える事が出来るので、厳密には必須アイテムではありませんが、そのじゅもんを覚える方がよほど大変です)

なお、もんしょうを集めると大地の精霊がくれる『ルビスのまもり』もクリア必須アイテムですが、5つのもんしょうを集めろとはあちこちで言われているけど、集めたらどこへ向かえばいいのかについては情報が確認できませんでした 知らないと分からない場所に行かないといけない そんな時代でした
また、月のかけらやじゃしんのぞうを使用する場所についても「海のどこかの浅瀬」とか「どこかの岩山のふもと」などの情報にとどまり、明確な内容はゲーム内テキストには見当たりませんでした これも知ってないと無理ゲーです
でも、そんなドラクエ2の事が、今でも大好きですね

ファミコンでのドラクエ2クリアは自分は結局出来てなくて、後にスーパーファミコン版そしてこのゲームボーイカラー版でクリアしたのでした
いつかファミコンでもやり直したいなあ、なんて思いつつ、次回はロンダルキアへの洞窟攻略とハーゴンの居城に乗り込むレポートを書きますので、物好きな方は、ぜひまたご覧ください

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