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めまいの恐怖

少し前の話なのですが、体調を崩しました
本を読みつつ、仕事にそろそろ出かけようかと準備をしようとしたら、急に激しいめまいに襲われて立てなくなりました
うろたえて横になってじっとしていても、ぐるぐると目を回した時の様に視界が回転し、あっと言う間に激しい乗り物酔いのような状態になり、吐き気がこみ上げてきます
どうにかトイレにたどり着いて嘔吐したのですが、それでもめまいは止まらず弱ってしまい、出勤は無理なので職場に電話をしたら、話している最中にまた嘔吐してしまったのでした

「すいません、体調が悪くて急にで申し訳ありま、
ウロロロロロロロロロロロロロ~」

通常、吐く時って予備動作があるものですが、喋ってる最中に止めどなく嘔吐したのは初めてでした

で、これってコロナなのか? ひどいインフルエンザ? マイコプラズマ肺炎? とまったく見当がつかなかったのですが、ともかくも受診した方が良かろうとかかりつけの内科に電話で相談をしました
その時の症状をまとめると

・視界が回転するめまい
・発熱なし
・咳、くしゃみなし
・喉の痛みなし
・酷い吐き気

という内容でした
この症状だと耳鼻科の診察を受けた方が良いと助言を受け、そのまま普段は鼻炎の薬を処方してもらっている耳鼻科を受診し、めまいを抑える薬を処方してもらって事なきを得ました

で、結局激しいめまいの原因って何だったのかって言うと、よく分からないのです
ストレスや過労が原因で起きることもあるし
季節の変わり目の自律神経の不調で起きることもあるし
深刻な病の前兆であったりもするし
女性であれば更年期障害やメニエール病などを原因として起きる場合もある
自分の場合は最初に処方してもらった、めまいを抑える薬がきちんと効いたので、おそらく前者ふたつが混ざったような原因だったのでは? との事でした
今でも時折、軽い症状ですがめまいが起きるので、抗めまい薬は飲んでいますが、その頻度は少なくなっています

しかし、一番症状が酷い時は本当に辛かったです
横になっていてもめまいはするし、気持ち悪いし、スマホもテレビも見れないし、紙媒体の本も読めなくなりました
ずっとこのままだったらどうしよう…と怖くてたまりませんでした
幸いにして受診してすぐ有効な薬を処方してもらえたから良かったけど、書籍テレビスマホが封じられた療養中は実にしんどかったです
療養明けで本屋に行くと、それまで意識してなかったのですが、世にはめまいに悩んでいる患者さんはたくさんいるんですね 

『これでめまいを治す!』
『めまいはもうこわくない!』
『耳鼻科医が教えるめまい対策選』

みたいな文句の雑誌やムック本ってたくさんあるし、健康関連の総合誌の見出しにもよく見ます
悩む人もその対策も、世に数多ある
メジャーと言っていい病なのだと後れ馳せながら知りました
話が長くなってしまいましたが、以前に帯状疱疹になった話も記事にして
「帯状疱疹ってご存知ですか? かかったと思ったら一刻も早く受診した方がいいですよ!」とお伝えしたかったので

「めまいに苦しんでいる方、突発的に激しいめまいにおそわれた方はまずは耳鼻科を受診して下さい!」

と、今回の記事ではお伝えしたかった事なのです
そう言えば処方してもらった薬ですが、処方した耳鼻科医師さんにも薬剤師さんにも、
「この薬すごく不味いですが、我慢して飲んでくださいね」と言われました
いやどんだけ不味いんだよと、若干わくわくして飲んだら実際に不味かったですね
絶妙に嫌な酷い苦味と酸味が混ざったような味で、子どもが飲むのは不可能だなと思いました

飲んだ時のイメージ↓

見出し画像にもなった絵画はこちら、
アドリアーン・ブラウエル 作『苦い薬』です

こうしたパブリックドメインの絵画を鑑賞して
noteの記事で共有が出来るのって本当にしあわせな事ですね

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