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初めてのレコーディング、そして悲しいお知らせ【ネガティブリアクションズ⑧】
みんな生きてると思うんだ。ある日を境に目の前にいなくなった、どんな人達も。
画伯ちゃんの新しい行動で、"ワクワク・ときめき"を感じてくれたら、また連絡をくれるはず。
画伯ちゃんは過去の呪いを解きながら、みんなに新しい呪いをかけていくんだ。
面白いことを"する"って決めたんだ。
そんなことを感じた前回の"モミーちゃんとの出会いと別れ"。
その間にバンド内にも大きな変化があった。
時間を2005年夏にまで戻して、ネガティブリアクションの続きを書いていく。
ここまでを、そしてここから先を読んでくれる人達に、どのポイントで画伯ちゃんの人生が変化したのかを見ていてほしい。
これからの君の選択肢に活かしてほしいな。
今回は
・初めてのレコーディング
・ 悲しいお知らせ
について書いていく。
前回までは↓↓↓
まとめマガジン↓↓↓
初めてのレコーディングに向けて
夏に加入した色白と、3人での(画伯ちゃんと鼻でかは初めての)レコーディングをしようと話が進んだ。
加入前からレコーディングしようとしていたけど、ちゃんとベースが入って音楽として聴けるものになるのを待っていた。
2人組として4月に初ライブ、数度のライブ。
7月あたりの色白加入を経て、たった4ヶ月ほどでレコーディングにまでこぎつけた。
あまりのスピード感に、自分が何をしているのかわからなくなるくらい。
この頃から現実と夢の境が無くなり始めていた。
ただ、漠然とした不安を感じる前に、テンポよく次へ次へと進むことができて良かったのかもしれない。
レコーディング前に唯一感じる不安としては、叫ぶように歌っていたため、元々弱かった喉を完全に傷めていたこと。
給料の1/3くらいは、のどぬーるスプレーとヴィックスに消えていった。
加入したてとはいえ、ヴィジュアル系バンドの経験者である、ベース色白の飲み込みは早い。
レコーディング予定曲も、完璧にこなせるようになり、演奏面は相当良かったと思う。
画伯ちゃんの喉の痛み以外に、ネガティブポイントは無かった。
初レコーディング
梅田にあった(昔の狭いほうの)スタジオ246にて、246の担当エンジニアさんとのミーティングを経てレコーディング。
場所決めや予算のことは、すべて鼻でかがやってくれていた。
仲良くさせてもらっていたNOW OR NEVERさんや、過去に対バンしたミドリのデモ音源もここで録音していたので、俺たちもここに決めた気がする。
音がかなり良かった。
前々回の記事に書いた"ディストーションベイビーズ"のメンバーをゲストコーラスに迎えて、演奏一発録り。
上からボーカル、コーラス、リードギターの音を足していくスタイルでrecは進んでいく。
1stデモ音源の中表紙↓↓↓
豊田さんという担当さんに録音、編集をお願いした。
演奏のレコーディング自体はほぼ一瞬で終わるも、ボーカル録りが全くうまくいかない。
歌が下手くそすぎる。
ボーカルテイクだけの音を流して、「音質、声の録れ方はこれで大丈夫かな?」と確認事項を聞かれたが、周りで普通に休憩していた知らないバンドマンたちに聞かれて恥ずかしく
「まぁ、そうっすね!」
と、ろくに聞きもせず進行していった。
全部外れていく音。
ここはもう"テンションだけでも"と思い、スイッチを完全に入れて歌いきった。
6時間のレコーディング予定が、3時間で終わった。
1曲40分くらい。
さすがPUNKS。
"表現はこんなもんだ"という側面もある。
1stデモ音源完成!
1stデモ音源の表紙↓↓↓
1stデモ音源の裏表紙↓↓↓
何度も246へ向かい、ミックスダウン(これが本当に1番大事!超難しい!)
マスタリングを経て、マスターのDATテープと、CD-Rでデータも貰った。
DATテープ↓↓↓
DATテープ裏面↓↓↓
DATテープ(剥き出し)↓↓↓
せっかくマスターのテープ貰ったから、コンピレーションアルバムとか参加して提出したかったなぁ😂
ジャケットのデザインはyui.tさん。
NOW OR NEVERのアルバムジャケットを手掛けていた方。
素晴らしい作品ばかりだったので、お願いしてみたところ快く受けてくださった。
「夢の中みたいな、妄想してる最中のような...いろんなことが同時に起きている感じがいいですねぇ。例えば足が飛び出ているとか...」
yui.tさんとの打ち合わせで、そういった訳の分からないことを力説する画伯ちゃん。
まるで伝わっていない様子だったが、依頼を飲み込んでくれた。
「こんなテイストでどうでしょう?」
数日後に送られてきた下書きを見て、即OKを出す画伯ちゃん。
もうワクワクしていた。
色が足され、こちらもマスターの原画を筒に入れて送っていただいた。
上記の音源ジャケットを、もう一度見てもらいたい。
ポップな狂気が伝わってこない...?
レコーディングでもらったデータ、yui.tさんの原画。
これらを複製して量産していくネガティブリアクションズ。
深夜のサイゼリヤに、ハサミとペンを持ち込み、数時間ずっと作業していた。
庄内のサイゼリヤありがとう!
(あと、今はなき"びっくりラーメン"も)
こうして、生まれて初めてのレコーディングを経て、ネガティブリアクションズの1stデモ音源が完成した。
音も空気感も、ネガティブリアクションズそのまま。
しかもエンジニアさんがミックスダウンで、相当メロディの修正をしてくれたので、音程もマシになっている。笑
悲しいお知らせ
3人は完成したこの音源を売るために、どういうライブ、どういったプランで進行していくかミーティングを重ねていた。
しかし、ベーシスト色白の様子がおかしい。
レコーディング直後から、連絡が取りにくくなっていく。
そしてネガティブリアクションズに参加して、数ヶ月。
彼からこんなメールが届いた。
「やっぱり自分がやりたいのはヴィジュアル系バンドやし、俺はこのバンドに向いてないと思う。ライブして薄々気づいてたけど、レコーディングして確信した」
色白がバンドから抜けた。
いろいろ考えていた流れや未発表曲を、いったんボツにした。
でもその悲しみに、なんとか耐えることができたんだ。
なぜなら、前回の記事に登場したモミーちゃんにも感情をぶつけることが出来たから。
そして2人組時代の高評価も、まだ記憶に新しかったから。
色白が抜けたことで、画伯ちゃんは女装をするのを止めて、4XLのパジャマや、アルバイト先である"マクドナルドのスラックス"をはいてプレイするようになった。
より、リラックス。
より、見た目を日常に。
そして音楽は非日常に。
次回は、1stデモ音源の1曲目「ノーラバー ノーフレンズ」のミュージックビデオ(2020年制作)をお届けする。
つづく
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https://heavyendies.bandcamp.com/album/menbo
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