高松に向かった、自粛直前に【高松days1】
マッチングアプリで恋人ができた。付き合い始めて2ヶ月ちょっとで4度目のデート。微妙に遠距離。お互い障害を抱えてる。
何よりコロナで、他の予定が全て飛んで会えなかった。
内部障害も抱えてる相手は、風邪をひくことも危険。
コロナになったら取り返しがつかないことになる。
"相手"が周りの人や主治医の意見を聞いて、県をまたぐ許可が取れた。
奇跡に近かった。
それは自粛が始まる直前の4月上旬のこと。
前回までは↓↓↓
今回の恋愛についてマガジンにまとめました↓↓↓
過去の流れ
・初めて会ったのは"相手(彼女)"が日帰りで、画伯ちゃんの住む大阪へ。
・前々回は相手の住む徳島へ、画伯ちゃんが向かった。大阪↔徳島間の1泊2日の旅行。
・前回は相手の住む徳島へ、またもや画伯ちゃんが向かった。大阪↔徳島間の1泊2日の旅行。
今回は、『画伯ちゃんが大阪↔香川』『相手は徳島↔香川』での1泊2日。
2人とも遠征スタイルだ。
今回の目的はNAMBA69とHawaian6のライブを見るため。
高松のライブハウス"MONSTER"へ行くこと。
コロナでライブが延期になったので、
高松を巡る密にならない1泊2日の旅行に変更した。
ライブ自体は8月に開催予定。
出発(1日目)
絶対に相手に迷惑をかけられないので、まず起きて熱を計った。
35.7度。
逆に低すぎない!?
自宅から大阪梅田駅へ向かう。
万全の体制。体調もすこぶるいい。
梅田駅に着いて、バス乗り場へ向かう。
ここまでの道のりで、人と全然すれ違わない。
人のいないJR大阪駅なんて見たことなかったな。
バス乗り場に着いても、まだ時間に余裕があった。
今まで閉まっている時間にしか、訪れたことが無かったので、
初めてALBiに入ってみた。
いろんなアウトドアのショップが並んでいた。
画伯ちゃんはフロアを一通り見て回る。
可愛くない!?
これが目に付いて立ち止まった。
FJALLRAVEN KANKENのカバン。
どうしよう...可愛い...
買おうか悩む...
さすがに、旅行前にカバンを買い足すのはおかしいよなぁと思い、買わずにバス乗り場へ向かった。
ちゃんと我慢できて偉い!画伯ちゃん!
初めて乗る高松行きの"フットバス"が本当にここであってるのか心配。
何度も、時間やバス停を確認する画伯ちゃん。
心配性だね。不安症だね。
大丈夫だよ、画伯ちゃん。
時間通りにバスがやってきた!
ダサ可愛くて、安心するとともにニヤついてしまった。
本当にうどん県っていう名称を使っていたとは。
知らなかった!もう口の中はうどんを欲してる。
香川でうどんを食べるの楽しみだなぁ🤤
バス内は3列シートで、居心地もよく最高。
乗客もほとんど乗っていなかった。
乗客が少ないと運転手の圧を感じるのか、社会情勢のせいなのか。
やたら緊張感に包まれていた。
空いてる席にクマのぬいぐるみでも置いていてほしい笑
安全対策をおこなってるアナウンスが流れ、バスが動き出した。
最近はバスにWiFi飛んでるから最高だよね!
ロゴもダサ可愛い!笑
そして文字のフォントは見やすくていい!
フットバスのフォントはダサくて、ちょっと見づらい笑
大事なことは、ちゃんと見やすい。
いいバス会社だなぁ。画伯ちゃんは好きになった。
少しでも楽しませようとしてくれる気持ちを感じた。
お気に入りのバス会社を見つけたね。
今後、高松へ行く時に使う第1候補だ!
フットバスしか無いのかもしれないけど笑
おにぎりを食べて、外を眺めて気づく。
"これ徳島通って香川行くルートやん!"
徳島まで2~3時間かかるから、高松まで3~4時間も...辛すぎる...
おにぎりをもう少し買っておけば良かったと後悔していた。
それでも
明石海峡大橋からの眺め見てたら、もう全部吹き飛んじゃった。
完全に癒された。画伯ちゃんは海が好き。
おにぎりも好き。
徳島に住む相手に送っていた《おはよ〜。高松向かうね!》のLINEに
"今起きた"と返信が届いた。
ALBiで見つけたカバンの写真を送り、買おうか迷ったと言うと
《え!あたし今日そのカバンで行くよ!》
そのメッセージとともに、青色のカバンの写真が送られてきた。
前日から用意していたらしい。ほんと偶然ってすごいね。
不思議な展開が起きて
もうワクワクしていた。
そろそろ到着です
あと1時間弱で高松に到着。
少し寝ようかと思っているとLINEが届いた。
《バスの時間を間違えた...》
発車時刻を間違えて乗れず、かつ次の便では確実に間に合わなくなるため電車で向かうと。
少し悲しさと怒りが沸いたけど、仕方のないことだし《あっちで待っておくから、ゆっくり来てね》と伝え眠った。
そろそろ近づいてきたので起きた。
相手から大量の謝罪LINEが来ていた。
寝るってこと伝えておけばよかった。
申し訳なかったな。ずっと怒ってると思わせてしまった。
返事をしていて気づいた。
"そう言えば電車ってことは、俺も駅まで行った方がいいんじゃ?"
この日は"ライブを見に行くことを想定"して、会場近くにホテルを押さえていた。
バス下り場もその近くに指定していた。
そこから駅まで歩くなんて、画伯ちゃんには厳しすぎる。
体力を使い果たしてしまう。
本来なら1人でできないけど、ここは頑張るしかない。
勇気を振り絞って、席を立ち上がった。
信号待ちしている隙を狙い、運転手さんのもとへ。
「すみません。県庁通りで降りるチケットなんですが、高松駅下車に変更できますか?」
コロナを考えて少し離れて問いかけてるし、オドオドしてる画伯ちゃんに一瞬たじろぐ運転手さん。
「あ...ああぁ...できます!できますよ〜!もうお客さん1人ですから、どこまででも大丈夫ですよ」
女性運転手さんの口元には、手作りの花柄マスクが付けられていた。
「ありがとうございます!高松駅でお願いします!」
花柄マスクが縦に動いた。
聞こえなかったがOKっていうことだろう。
高松駅に到着
運転手さんが「電車に乗りますよね?JRはこちらですよ〜」と、わざわざ教えてくれた。
目の前にあったバスターミナルの待合所で座っておこうと思っていたが、せっかくだしJR高松構内を1人で散策することに。
親切にありがとう、運転手さん。
相手は電車であと30分ほどらしい。思いのほか早い。
徳島から香川って案外近いの羨ましいね!
うどんと骨付鳥いつでも食べに来れるやん🤤
数年前に1度来たときは車で来たので、ちゃんと付近を見たことがなかった。
高松駅って綺麗だし、広々としてて気持ちいいね。
駅前だけど緑が多くて、大型公園内の一部のような雰囲気。
すぐ近くにうどん屋さんもある。ネットでも高評価なお店だった。
後でここで食べようという想いが溢れて、大量のヨダレを飲み込みながら、何枚も撮影していた。笑
昔から行きたかったうどん屋さんは、時間的(夕方手前なため)にほとんどの店舗が閉まっていた。
もう少し遅くまで開いてるお店に行く予定だったけど、相手の遅刻でラストオーダーがちょうど終わっていた。笑
だから相手は焦ったり謝ったりしていたし、
画伯ちゃんも一瞬悲しんで怒りか沸いたんだろうな...
うどんへの期待が大きすぎた...
会えることのほうが嬉しいから、一瞬の悲しみや怒りなんて、すぐ消えるけど相手は不安だろうな...
JR高松駅の中を見尽くし、改札前で相手を待つことに。
駅の1番目立つとこに、"徳島文理大学"のパンフレットがたくさん並んでいた。
2018年にHi-standardのライブを見に、徳島へ行った頃に通った学校だったから、それを読んで時間を潰したり
2013~2015年あたりは岡山の"大元駅"近くに住んでいたので、たった1380円でここまで来れることに衝撃を受けた。
あの頃、車でフェリーに乗ってきて楽しかったけど、電車で余裕で来れたんだな...
そういや香川と岡山ってテレビ系列も同じだもんな。
2010年代以降になって、岡山・香川・徳島に詳しくなるなんてな。
想像もしなかった未来だ。
相手(彼女)が到着!
カメラを回しながら、1ヶ月ぶりの再会のシーンを撮影しようと改札の前で待ち構えていた。
相手が足に相当な痛みを抱え、等級もついている身体障害を持ち
そして内部障害などもあることは知っていた。
知っていたつもりだった。
過去3度会った時はゆっくりだけど、自分の足で歩けていた。
画伯ちゃんのヘラヘラした笑顔が真顔になった。
相手が杖をついて、今までの1/8ほどのスピードでゆっくりこっちに向かっていたのが見えたから。
改札にくっつくほど近寄る画伯ちゃん。
肩や腕をガイドしてあげたくても、中には入れない。
杖をつきなれていないのか、よほど痛むのか。
1歩進むごとに身体が45度ほど傾いていた。
遅刻、うどん屋の件、これからの巡るところ。
この状態では、どっちにしても厳しかったように思うし
無理して来てくれているのが伝わってきた。
なぜか泣きそうな気持ちになった。
同情してるつもりではないはずなんだけど。
相手は挨拶もそこそこに、カバンから何かを取り出した。
遅刻したからといって、電車の待ち時間で徳島のお土産を買ってきてくれたらしい。
ありがとう。
このまま立っているのが、一番辛いだろうし、さっき駅から見えていたうどん屋さんへ行くことに。
さぬきうどん めりけんや
高松駅から徒歩3分もかからない立地。
最高の場所にあるぶん、観光客向けのまぁまぁな味だと予想していた。
え!値段安すぎない!?
いま気づいたけど、前回の徳島リターンズ編で食べたかった鳴門わかめうどんもあったんだね...食べたかったな...笑
怖いくらい安いので、この中でも高いほうの"肉ぶっかけ"に決めて入店。
めりけんやの入口にある段差を、なかなか越えられない2人。
画伯ちゃんは精神障害でヘルパーを利用しているため、身体障害への付き添い方をヘルパーさんから聞いていたが、実際におこなうと勝手がわからない。
どう手伝えば、相手が楽になって段差を登りやすくなるのか。
この辺は次回会うまでに必ず勉強しないといけないと感じた。
中の店員さんも一緒に手伝ってくれて、席まで辿り着けた。
相手がオーダーしたものも席まで持ってきてくれた。
ありがとうございました。
じゃーん!
ちくわ天とともに💛
これはもう勝ったね!
甘みの強い牛肉、サックサクのちくわ天、胃の中をとろけさせる出汁の味。
何より麺のコシや、ツルツル感がたまらない!
おもちみたいなニュアンスも見せてくる。
ちゃんと手打ちしてるかとかは覚えていないけど、相当美味しかった!
この日、おにぎりを1個しか食べてなかったからじゃなくて、この立地と値段と味は強すぎる👍
ごちそうさまでした。
高松港
相手も食べ終え、これからどうしようか聞いてみると
「行きたいところがあるの♪」
と話す相手。相手のモチベーションが高まったままいれそうだし、そこへ向かうことにした。
画伯ちゃんの目的のみだと、痛みに耐えられなくなりそうだから、なるべく笑顔になれる方向を選択したかった。
高松港を超えた先にあるお店へ、
腕や肩をガイドしながら一緒に進んでいった...
2人は無事に辿り着けるかな?
次回 高松days2に
(今回のテーマソング:JUDY AND MARY - motto)
つづく
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https://heavyendies.bandcamp.com/album/menbo
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