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映画「型破りな教室」感想
教育を受けることができる環境は誰もが持っているわけではない。
小学校を覗いていた男の子が印象的でした。彼は裸足で荷車を引いて服も砂埃だらけで、きっと働いているのでしょう。年齢は低学年くらい。覗いているだけで小学校の生徒ではない。学校の内側と外側の対比にもなっているのか、教育を受けること、学校に通うことができること自体が恵まれている側なのかもしれない。
善き教師との出会いって、ほんとうに子ども
「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」感想
劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師
この日のために仕事をがんばってきたといっても過言ではない。いや、生きてきた。
年末の映画で一番期待していた作品。
今回の主役は初恋泥棒こと「 土井先生 」が主軸のお話。私も漏れずに土井先生に恋をした一人です。その声優さんの関俊彦さんは、子どもの頃からずっと一番大好きな声優さんで、今でも夕方放送されている10分のアニメ忍たま乱太郎を毎日録画
映画「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」感想
映画「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」
シリーズ1、2と、だんだんこの世界に馴染んできたところでこの新作3、めちゃくちゃ面白かった!
二人のゆるさに癒やされつつヒリつくアクションはスパイスが効いてクセになります。今回も見逃すことが無いよう集中して見てたけど、なんせ早くて技術のスゴ技の連続で息つく暇もない。ただただ見惚れてしまって、これは中毒になりますね。
アクション映画の最高峰です。こ
映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」感想
映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」
宮城県では一週間早めに先行上映されたので、さっそく観てきました。
コーダの立場で生きてきた彼の世界がとてもリアルでした。葛藤と優しさの狭間で揺れ動く吉沢亮さんの名演が光ります。十代から二十代にかけての演じ分けが素晴らしい。
また、忍足亜希子さん演じるお母さんの多様な表情も印象的で凄く良かったです。喜びも悲しみも、泣き叫ぶ声も、彼女の内から迸る感情が見
映画「ラストマイル」感想
集中し過ぎて持ち込んだ飲み物を一口も飲まずに画面を食い入るように鑑賞した。なんせ、映画化情報がでてから首を長くして待ち望んだ作品だったので。期待を裏切ることなく素晴らしい作品だった。
緊張感が続いているなかで、毛利さんは相変わらずコミカルで面白い。それなのに洞察力が鋭くてかっこいいとかって……ますます好きになったよ。
シェアードユニバースムービーということで、アンナチュラルやMIU404のド
映画「ロスト・キング 500年越しの運命」感想
私好みの作品でした。無名の人が、所謂専門家たちから冷遇されながらも、真念によって念願を成就させる物語。
主人公のフィリッパは、最初の頃、リチャード三世ファンであることを隠していたものの、自分の家族やファンクラブの人たちを巻き込みながら、誰もがそうしようと行動しなかったまさかの墓を暴くまで突き進んで行く。その探究心とリチャード三世の汚名を晴らしたいという信念が素晴らしい。彼女の凄いエネルギーに当
映画「 碁盤斬り 」 感想
※物語に触れているため、未鑑賞の方はネタバレにご注意下さい。
映画「碁盤斬り」
__ 思っていた以上に囲碁侍だった。
まず初めに、音尾さん疑ってすみませんでした。
白石監督作品は凪待ち以来二作品目。お金の紛失事件をきっかけに、あの人が怪しいとかあの人は裏切りそうだとか、いろいろ勘繰ってしまって格之進様に一刀浴びるべきだったのは自分だった。時代劇は剣戟も好きだけど、やはりドラマ部分がしっ