幻ノ月音

主に文章を載せていきます。読書会、小説や詩、エッセイ、本や映画のレビューなど、つれづれゆくままに。 https://amonkoshaku0.booth.pm/

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  • 小説と詩

    小説と詩たまにエッセイ。創作について。ビターテイストな作品が多く、暗闇の中で小さな光を見つけるような話を書きます。 https://amonkoshaku0.booth.pm/

  • 読書感想と本について

    小説の感想と本についてのお話。

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    開催している読書会について、日程、場所、お申し込み情報を載せています。また、活動報告も随時更新していきます。 メールの場合は名前(ふりがな)、年齢(例40代)、参加申し込みを記載の上こちらまで→ gennotsukito@gmail.com

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    映画の感想。素晴らしかった作品について語ります。映画comレビューサイト『ふたり映画』 https://eiga.com/user/839251/

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読書会について

 新生活はなにも春からとは限りません。夏でも秋でも冬でも、やりたいと思ったそのときがタイミングです。その中の一つに、好きなことを追求して趣味を発掘する人も多いかと思います。一人で黙々とやる趣味もあれば、大勢で和気あいあいとやる趣味もありますが、私はその両方を兼ねたものをお薦めいたします。それは、【 読書 】です。家で黙々と、じゃないの?と思われるかもしれませんが、読書は読み手をいろんなところへ連れて行ってくれます。本屋さん、ブックカフェ、聖地巡礼、サイン会etc...、そんな

    • 掌編 詩「偉大な、そして親愛なる詩人へ」

      あの人はみんなの言葉だった あの人はみんなのやさしさだった あの人はみんなのかなしみだった あの人はみんなの友だった あの人はみんなの師だった あの人はみんなの光だった あの人はみんなの闇だった あの人はひとりだった あの人はみんなの愛だった そしてあの人は、わたしの他人だった もうあの人をもとめることができない 言葉も 羨望も 涙も 感謝も きいてくれることもみてくれることも一生叶わない きいてほしかった みてほしかった もっとあなたの言葉をききたかった ごうつくばりなみん

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        ひと棚の本を追加しました!④

        • 第19回読書会報告書

           11月4日(月祝)、第19回いわぬま読書会が開催されました。  清々しい秋晴れに恵まれ、すじ雲が青空に広がり、近場の方は、歩いて会場まで来られた人もいました。風がほどよく吹いているので、日和に誘われてお出かけしたくなります。また読書の秋にぴったりの気持ちのいい季節です。東北の秋はほんとうに短いので、この時季が長ければいいのになぁといつも思います。  本日の課題本は「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュ です。  発売当初から話題になっていた今作、日本も違わず名著とし

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        読書会について

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          わたしの癒し

          わたしの癒し

          掌編 詩「わたしをとなえる」

          ごめんなさい といいながら頬を叩き ありがとう といいながら背中を向ける うれしい といいながら冷たい涙を流し ゆるさない といいながら抱きしめる 人は矛盾ばかりで騙されてばかり 自分でさえ自分を騙すのだから 思い通りにいくはずなんてないじゃないか 写真や鏡を見てごらんなさいとあなたがいった 本物はもとから虚像にまぎれていると 嫌いなものに理由をつけて 好きなものには理由はいらない わたし わたし これはわたしだけのものだと 唱えて笑うのだ 月刊詩誌ココア共和国2020

          掌編 詩「わたしをとなえる」

          映画 「最後の乗客」 感想

           映画「 最後の乗客 」  真摯な作品に人は感動する__  「侍タイムスリッパー」での好演が記憶に新しい冨家ノリマサさんが出演されているということと、東日本大震災にも触れるお話しでもあるので、宮城県民として観たくなりました。  やはりあのサイレンの音は、聞くだけで心がえぐられる思いがする。あの日あの時、家族が心配で心配で、仕方がなかった人が大勢いた中で、どのくらいの人たちが無事に再会することができただろうか。そこまで複雑な脚本ではないけれど、シンプルだからこそ伝わるもの

          映画 「最後の乗客」 感想

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          ブックサンタ2024参加!(2回目)

          ブックサンタ2024参加!(2回目)

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          第19回読書会のお知らせ!11月4日(月祝)開催。

          第19回読書会のお知らせ!11月4日(月祝)開催。

          映画「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」感想

          映画「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」  シリーズ1、2と、だんだんこの世界に馴染んできたところでこの新作3、めちゃくちゃ面白かった!  二人のゆるさに癒やされつつヒリつくアクションはスパイスが効いてクセになります。今回も見逃すことが無いよう集中して見てたけど、なんせ早くて技術のスゴ技の連続で息つく暇もない。ただただ見惚れてしまって、これは中毒になりますね。  アクション映画の最高峰です。この境地の素晴らしいアクションにお目にかかれる作品は、なかなかないと思う。  パン

          映画「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」感想

          映画「侍タイムスリッパー」感想

          〈 あらすじと概要 〉  映画「侍タイムスリッパー」  話題違わずめちゃくちゃ面白かった!  みんなクスクス笑って、ズビズビ泣いてました。  そして私も。観れてよかった。感涙の拍手です。  初見では音声が吹き替えみたいで違和感がありましたが、すぐにその違和感は気にならなくなりました。役者さんも脚本もクライマックスの緊張感も、いいところがありすぎて書ききれない!ネタバレを見ないで、そのままのまっさらな気持ちで観てほしいですね。 時代劇は元から好きだったので、その世界にフュ

          映画「侍タイムスリッパー」感想

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          ブックサンタ2024 に参加!

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          映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」感想

           映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」  宮城県では一週間早めに先行上映されたので、さっそく観てきました。  コーダの立場で生きてきた彼の世界がとてもリアルでした。葛藤と優しさの狭間で揺れ動く吉沢亮さんの名演が光ります。十代から二十代にかけての演じ分けが素晴らしい。  また、忍足亜希子さん演じるお母さんの多様な表情も印象的で凄く良かったです。喜びも悲しみも、泣き叫ぶ声も、彼女の内から迸る感情が見えてとてもよかったです。小学生の息子が近所の人に盗人扱いされて連れて行かれそうに

          映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」感想

          第18回読書会報告書

           9月15日(日)15:00から第18回いわぬま読書会が開催されました。  本日はあいにくの雨天、傘をさしても所々にできた水溜りのせいで、歩くたび路上に跳ね返った雨粒がズボンの裾を濡らしました。そんな中、ご参加いただき誠にありがとうございました。第18回目の課題本は 樋口一葉「たけくらべ」 です。現代語訳を想定しておりましたが、原文そのままの「たけくらべ」をお持ちになる方もいました。私も2冊持って行きました。各々が持ち寄った違う出版社のものや装丁の本を並べてみました。結構多種

          第18回読書会報告書

          掌編 詩 「雨に誘われて」

          ぱらぱらと屋根で跳ねる雨音がきこえてきた 次第に雨あしが強くなり 路上を黒く染めあげる 窓にあたる水しぶきが自己を主張するように 庭の木々がよりいっそう艷を増した ハイビスカスも花葉を広げて鮮やかになっていく 雨音をきけばきくほど 雨色をみればみるほど 世界が静かに澄んでいく 千貫山にけぶる霧が幻想的な頂を映し その様相は朝靄の海となんら変わらない わたしは虹の橋が架かるのを期待して やさしい雨になるまで西の空を眺めていた 雲間から差す光に誘われて窓

          掌編 詩 「雨に誘われて」

          『父親の死体を棄てにいく』感想 カクヨム企画 番外編

          黒田八束さんによる、カクヨム企画 『 父親の死体を棄てにいく 』で寄せられた8作品の感想です。Xでやると長文になってしまうため、noteにまとめて記載させていただきました。企画内容↓ 以下感想は開催中の参加順。 ① 雪の晩鐘 -下村アンダーソンさんその人の境遇や生活環境、価値観や嗜好など、互いに違うことを明確にするキーとして『音楽』はとても最適かもしれない。他者と出会い、こういう生き方もあり得るんだと知ることは幸いにも不幸にもなりうるけれと、自我を出しきり思いっきり歌い銀

          『父親の死体を棄てにいく』感想 カクヨム企画 番外編