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芙蓉寫眞館

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わたくしが日々お寫眞に収めましたものをこちらで寫眞帳としてご紹介させて頂きます。
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2019年3月の記事一覧

桜雲や浅草登りて巴里眺む

本日3月31日は1889年(明治22年)に仏蘭西の巴里にてエッフェル塔が完成して開業を迎えた日だそ…

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伊達堀や開けて武士の花宴

ごきげんよう。 本日は万治4(1661年)に神田川の開削工事が完了した日だそうでして、現在の…

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サクラバナ眺むる国の海や川

3月27日は明治45年に東京市より米国のワシントンD.C.へ日本の桜が植樹された日だそうでしてよ…

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カチューシャの飾りを添へし落花かな

本日は七十二候『桜始開(さくらはじめてひらく)』ですけれども、それと同時に「カチューシャ…

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明治~大正の高等女學校入學試験に挑戦してみませう

皆さまごきげんよう。 本日は「女學校に入るにはどうすれば――」というお手紙を頂きましたの…

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内気なるおかめ桜の産毛生ふ

うちきなるおかめざくらのうぶげおふ

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口福の春満つるなり櫻餅

潮風に緑散るなり桜餅 葉脈のぷつりとぷつり桜餅 わたくし桜餅が好きでよく頂くのですけれども、桜餅、関西と関東では形が違いますのね。わたくし桜餅に関してはお餅みたいな関西風のほうが好きですわ。お家でも昔からそちらのほうが出ていたような気がいたします。 わたくしの寫眞にあるほうは関西風の道明寺だそうで、関東は長命寺と申しまして平たい形だそうでしてよ。けれど、やはり桜餅と聞きますとわたくしは道明寺のような気がいたしますわ。東京でも地域によるのかしら。 わたくし、桜餅は特にあの

菩提寺に耳慣れ雀の彼岸かな

本日は春分の日、お彼岸の中日ということでお墓参りですわね。暖かな一日で「暑さ寒さも彼岸ま…

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首長く萌葱の日待つ春の庭

本日3月20日は、明治15年に本邦初の動物園「上野動物園」が開園した日ですわね。各国から象や…

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うらゝかや知覧のみどり湯に兆し

本日は麗らかな一日で、今週中は暖かな日が続くようで良かったですわ。 今日はお彼岸というこ…

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仏前に彼岸を甘く誘いけり

ぶつぜんのあまくいざなうひがんかな 本日は春のお彼岸の入りということで、お仏壇を綺麗にし…

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人はみな花見虱の虱かな

今日はまた川沿いをお散歩してきたのですけれども、早咲きの河津桜には若々しい緑が出てまいり…

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初蝶や慣れぬ花壇の通学路

本日は七十二候「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」ですわね。 暖かくなりまして蛹が蝶へと羽…

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墨垂れや一句授かる目借時

すみだれやいっくさずかるめかりどき 本日3月14日は明治32年に正岡子規さまが短歌結社「根岸短歌会」を結成された日だそうですわ。中興の祖として俳句に新風を吹き込んだ子規さま。晩年は短歌界にも乗り出しまして新しい時代の短歌を模索してまいりますの。 例えますと、将棋で天下を取った方が囲碁界へ乗り込むような感じかしら。 わたくしもいつかは和歌を勉強してみたいのですけれども、まだ俳句の基礎も定まっていないように感ぜられますから、短歌に手を出すのは当分先の話になるのかしらね。 理