初蝶や慣れぬ花壇の通学路
本日は七十二候「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」ですわね。
暖かくなりまして蛹が蝶へと羽化をする頃。小さな初蝶が花壇に春を運んでまいります。
わたくしは蝶と申しますと、昨年の夏に行く当てもなくフラフラと彷徨うアゲハチョウとすれ違った時のことを思い出すのです。
蝶は何処から来てどこへ帰るのか。 そのようなことを圖書室で調べてみましたところ、アゲハチョウには「蝶道」という通い道があるということを知りました。
「蝶道」と申しますのは、蝶の中でも主にアゲハチョウが持ちます習性だそうでして、 その子達にしか見えない決まった通い道のようなものがあるそうなのです。
風まかせの旅に見えますけれども、蝶には蝶の決まりごとがあるようで、そんな、これまで考えたことの無かったアゲハチョウの世界にふと迷い込んだ夏の一日でしたわ。
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