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うらゝかや知覧のみどり湯に兆し

本日は麗らかな一日で、今週中は暖かな日が続くようで良かったですわ。
今日はお彼岸ということでおはぎを頂いたのですけれども、わたくしは黒胡麻のが好みでした。最近は色々な味がありますのね。

ちなみにお茶のほうは最近、知覧茶が気に入っておりますわ。お茶の色のことを「水色(すいしょく)」と申しますけれども、深みのある新緑の色が美しく感ぜられますわ。

味も勿論豊かで美味しいのですけれども、お茶は存外に色が重要なのです。目隠しをして食事をするとよくわかるのですけれども、視覚は凄く重要ですわね。視覚か嗅覚どちらかを遮断しますと味が大変感じにくくなりますわ。

お茶もやはり、色や香りを含めてお茶なのだと再認識いたしましたわ。

そう言えば、鎌倉幕府の頃に「闘茶」というお茶の産地を当てる遊びが流行したのですけれども、水の味の違いが分かる方がいるくらいですから案外分かるものなのかしら。
「闘茶」の文化はその後、賭け事として大流行しまして一晩で身上を潰す武士の方が出てきましたので、足利尊氏さまが禁じたそうですけれども、もし今復活させるとしたらどうなるのかしらね。

わたくしはそんなことなど何も考えずにまったりしていたいですけれども。


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芙蓉セツ子
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