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2022年5月の記事一覧
結婚記念日は年に一度プロポーズする日。
今日は9回目の結婚記念日。
僕とおくさんは、「一度結婚してしまえば何も言わなくても続くのが当たり前」だなんて思っていないから、毎年結婚記念日のたびにこれからも結婚していたいかどうかを考えて、一年に一回プロポーズしてる。
いわば、「契約更新の意志確認」の日。
今年も「これからも結婚していてください」って言って、「よろしくお願いします」って言われたよ。
僕の結婚観は、4年前に書いた記事にくわしく
変わること、手放すこと、また手を取ること。
「一生変わらず好きでいたい」という気持ちはあるけれど、変わらないことは枷でもあって、かつて好きで好きで仕方なかった人のことを、今ではそれほど好きじゃない、というかあまり気にならなくなっていることもある。寂しいような気もするけど、それもいいのかもしれないな。関係性も都度更新制で。
僕は単純だから、好きな気持ちを返してもらえていると、何度でも僕からの好きの気持ちも更新できるんだけど、連絡が途絶えたり
【Kindle出版】わたしが哲学する理由~いちばん読みやすい『ソクラテスの弁明』
スマホでも簡単に読めるAmazon Kindleの電子書籍として、2400年前に書かれた『ソクラテスの弁明』という本を、だいたんに現代語に直した『わたしが哲学する理由~いちばん読みやすい「ソクラテスの弁明」』を販売開始しました!
哲学者ソクラテスの名前は超有名ですが、「なんだか難しいことを言ってそう……」と、近寄らないようにしている人も多いのでは。でも、実はソクラテスって専門用語も使わず、単純明
『裁判にかけられたソクラテスの反論』〜いちばん読みやすい「ソクラテスの弁明」(後編)
裁判員による一回目の投票
アテナイの裁判は、裁判員によって2回投票が行われるしくみだ。1回目は「有罪か、無罪か」を決める投票。この投票によって有罪が確定したら、訴えた側、訴えられたそれぞれがふさわしい刑罰を求刑し、2回目の投票で刑罰が決定するというものだ。
ここまでのソクラテスの演説のあとに1回目の投票が行われ、結果は「有罪」。だが、「有罪」の票と「無罪」の票の差はわずかだった。
2回目の
『裁判にかけられたソクラテスの反論』〜いちばん読みやすい「ソクラテスの弁明」(中編)
ソクラテスによる反論(2)
さて、それでは二番目の「新しい告発」への反論に移りましょう。3人の告発者の代表であるメレトス君の言い分に対して反論します。このメレトスという人は、自分のことを「善意の人であり、愛国者である」と言っています。彼の告発状の内容はこうです。
「ソクラテスは悪いことをしている。若者を堕落させ、神々を信じず、別の神霊のようなものを教えている」
メレトスはこう言っていますが、