文月 煉
タイトルはHUNTER×HUNTERの念能力名っぽくしました(笑)。 文章技術から悩み相談、僕の経験の紹介など「モヤモヤとした思考を言語化すること」をキーワードにいろいろと書いていきます。記事はときどき有料にしていく予定。
僕は、僕自身のあり方を、「ポリアモリー(複数恋愛)」というよりは、「非独占愛」あるいは「非排他的愛」とよびたい。 お互いがパートナーのこれからの可能性を、つぶしてしまわない恋愛。 もしも「僕がいること」で、相手がしあわせでなくなってしまうとしたら、 たぶんそれは、お互いにとってよい関係ではないのだと思う。
僕は学者でもコメンテーターでもないけれど、社会の中で生きるひとりだ。 それなら僕も、社会について思いを馳せることが必要だと思う。
『星の王子さま』で知られる、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの「Le Petit Prince」の新訳。逐語訳や直訳にこだわらず「今のこどもや若者にもすっと通じることばで」新たに語ることを心がけました。※原作の著作権は失効しています。 2020年8月、最終回までたどり着きました!ぜんぶ無料で読めます。
「恋人は独占できるもの」という考えがしっくりこない今日は僕が「非独占愛」って呼んでる考え方について話してみようと思う。これは、従来の恋愛観や最近よく目にするポリアモリーとは少しちがう、僕なりの関係性のあり方なんだ。 昔から僕は、一般的な恋愛のあり方が自分には合わないと感じてたんだ。「恋人になったら相手を束縛したり独占したりするのが当たり前」みたいな考え方がしっくりこなかったんだよね。 それに、不倫や浮気を非難するのが当然という風潮にも疑問を感じる。 たしかに「恋愛・性愛
僕はふだん、フリーランスの編集者をしている。 最近では打ち合わせのために遠くに出かけることも少なくなり、 電話ではなくメールやSlackでのやり取りで仕事を進めることがほとんどで、 家から一歩も出ないで子供向けの本をつくっている。 そんな僕がAIの力を借りて、一日の仕事のスケジュールを見直してみたら、 仕事の効率が格段に上がった話をちょっと聞いてほしい。 自由すぎるゆえの悩み フリーランスは自由だ。 一日のうち、いつからいつまで働かなきゃいけないなんてことはないし、 何
最近、恋愛に限らず、心から信頼できる人とつながるためにはどうしたらいいか、ということをよく考えている。僕が思うのは、とにかく「自己開示をすること」が大事だということ。 弱さも悩みも下心も、自分の腹の中のことをなるべくさらけ出すことで、はじめから「腹の探り合い」をしなくていいようにする。そんな感じだ。 予測可能な人になるということ 社会学者の山岸俊夫さんは、これを「プレディクタブル(予測可能)な人になる」と表現している。つまり、「本心では何を考えているかわからない」と相手
ふと、ADHDである自分の特性についてぼんやり考えてみた。 特に結論を出そうとしているわけではないけれど、ふと気づいたことを少し書き留めておこうと思う。これは単なる個人的な観察だけど、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。 みんな思ったより「変化」が嫌い? これは10年くらい前から気になっていることなんだけど、Twitterが新機能を導入するたびに、ユーザーがTwitter上で呪詛をつぶやくんだよね。「Twitterが求めてないことばかりする」って批判はわかるけど、本当
7月22日で40歳になりました。 40歳は「不惑」というらしい。 出典は、大昔の中国の哲学者、孔子の言葉から。 孔子は今から2500年も前に74歳まで生きたスーパーおじいちゃんで、 70歳を過ぎて自分の人生を振り返って残したのがこの言葉。 日本でもとてもよく知られていて、特に40歳の「不惑」は圧倒的にわかりやすい言葉だからか、いちばん多く言及されている気がする。 定番は「私はもう『不惑』の年齢になりましたが、まだまだ未熟、惑うことだらけで……」ってやつだ。 「不惑」は、
久しぶりにnoteで長文でも書きたいな。今日時間が作れたら書いてみようかな。最近の僕は満たされすぎていて、悩みがないから、なかなか書くことが思いつかないのだけど。逆にここに至るまでにことを書いて、だれかの役に立てるかもしれない。
僕がいちばん語りたいこと、伝えたいことは「相対評価で世の中を見るの、やめない?」ってこと。 他の人が配慮されていると「ずるい」って言っちゃうのも、そもそも社会全体が「よくなること」に抵抗するのも、相対評価、つまり「他人とくらべること」のせいじゃないかなと思うんだよね。 そしてそうだとしたら「相対評価の弊害」ってものすごくて、はっきり言ってしまえば「社会をだんだん悪くする」ことを推し進めてしまいかねない考え方、と言える。 自分が幸福だと感じていない人にとっては、周りの人が不幸
僕は未来の予定を立てたり、こうなるだろうと予測することが苦手で、いつもすぐ先のことしか考えられないから、ふと気がつくと急に忙しくなったり、逆に急に暇したりしてしまいがち。 暇になったらのんびりすればいいのに、つい「今のうちに何かしておかないと未来がたいへんになるのでは?」という予期不安に襲われちゃう。 だからと言って、未来を見据えて早め早めにやるべきことをやれるかと言えばそんなことはなくて、不安になりながらもめんどくさいことは先送り先送り……としてしまって「不安になりながら
すごすぎるAIとして話題のChatGPTで、小説を書いてみたらおもしろいな、と思っていろいろ試してみたところ、「この小説の続きを書いて」という形ならうまく行きそうなので、やってみた。 ちなみにChatGPTは、月20ドルの有料版に登録してみています。 やり方1500字くらいの小説のプロローグ(約1500字)を用意する。僕の場合、ずっと前に書きかけて放置していた小説があったのでそれを使ってみた。 「次の小説の続きを書いて。書いたものにぼくが続きを書くので、さらにそこに続けて
学童に通っているといろんなこどもに出会う。 「こどもって無邪気でかわいいよね」と簡単に言える人は、きっとあまりこどもに接したことがないか、忘れちゃっているか、たまたま自分のこどもが「おとなしくていい子」だった人なんだろうな、と思ってしまう。 「こどもはかわいい」ばかりじゃない。 でもそれでも、小学校低学年はまだ、この世に生まれ落ちてから10年未満なのだ……たとえどんなにひねくれていてもかわいげがなくても、「そう育ってしまう環境があったんだな」って思うし本人を責めたり憎んだり
セクシャリティにせよなんにせよ、「後出し」と言われることに対していつも思うんだけど、人間って変わるものだから、「後出しは許されない」と言い続けていたらなにひとつ決められない。「過去に決めたのだから変節するな」という考えが我慢と歪みを生み続けている。 そういう思想が、こどもに対して「あなたがいたせいで離婚できなかった」と言い続ける毒親とかを生み出すんだろうな。 「責任を取る」って「耐える」ことじゃないし、耐え続けて歪みが出ない人なんているのかな?とも思う。安全圏から他人を批
なんか、いろんなところで「SDGs特集」みたいなのがやるようになったけど、その中身が結局「一人一人の心がけでゴミを減らしましょう」「ものを大事にしましょう」みたいなレベルで、少し前の「エコ」を言い換えただけの、何の発展性もないもので虚しくなる。 SDGsは「持続可能な開発目標」だぞ。「地球にやさしく」じゃないんだぞ。「開発」の要素無視しすぎだ! という気持ちが年々高まってる。 大きな組織や国や自治体こそが取り組むべきもので、上から下に「SDGsに配慮しなさい」と命令するもの
7月の終わり頃から、学童の非常勤スタッフをはじめてみた。 登録している児童の数が60人以上もいるかなり大規模な学童。 スタッフは10人くらいだけど、僕以外は全員女性、そして一人を除いて全員が50代以上。 これはたぶん、この学童に限ったことじゃなくて、日本全国の公立学童ほとんどがそう。 学童って、1日の勤務時間が短くて、しかも給料がとても安いから(たぶん全国的に最低賃金付近)、働き盛りの若い人はほとんどいない。定年後か、子育てを終えた専業主婦的な人しかできない。 問題は、「
こんな本を買ってみた。 まだ読んでいないけど、僕の最近の問題意識について考えるきっかけになるといいな、と思っている。 僕は男だけど、「やっぱり男であることって結構つらいな……」と思うことがよくあって、その感覚に向き合ってみたいな、と思う。 幼少期から「男はこうあらねばならない」という空気にさらされ、そこに馴染めないものは価値が低いものとして扱われ続け、大人になればその価値観で成功した者たちが我が物顔で、他人に迷惑をかけると「男だから仕方ない」と開き直る。 それが男への憎
生きるだけでお金がかかる、というのは今もまだうまく納得できていなくて、生きるために働かなくちゃいけなくて、働くことが生きることになってしまったらもはや生きるって何?と思うんだよな。やりたくない仕事をやることが=生きることになってしまうのは変だ。
39歳だ!30代最後、充実したいい30代だったな。29歳の頃には想像もできなかった生き方。両想いの人は10人以上。フリーランスで、こどもの本をつくってる。最高。