ただの土に水をやる
2024年6月20日(木)朝の6:00になりました。
黒い大地の中に蒔かれた種子は、すでにして勝者だ。
どうも、高倉大希です。
撒いた種が芽を出すまでには、ある程度の時間が必要です。
撒いた途端に、芽が出ることはありません。
何も見えないただの土に水をやり。
次の日も、何も見えないただの土に水をやり。
明日こそは芽が出るはずだと、水をやり。
さすがにそろそろ芽が出るはずだと、水をやり。
もしかしたら、種なんて撒いていなかったんじゃないか。
そう疑いたくなったころ、突然芽が出てきます。
夢だけど、夢じゃなかった。
身体を伸縮させればみるみる芽が出る夢を見たころ、突然芽が出てきます。
危うくもうすこしで、毎日の水やりをやめてしまうところでした。
ただの土に水をやっていると、虚しくなってくるからです。
種を撒いたあとにできることは、ただのひとつしかありません。
水をやって、根気強く待つのみです。
すぐに、芽が出ることなどない。
そんな前提に立った上で、根気強く待つのです。
思いどおりには、いきません。
それでも、根気強く待つのです。
自分のやりたいことは、これじゃないかもしれない。
自分には、向いていないかもしれない。
そんなことを言いながら、だんだんと人はいなくなります。
待てない人から順番に、いなくなっていくわけです。
ただの土に水をやる。
きっと明日には、芽が出るはずです。
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