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毎日仕事をしているのに、仕事のことを知ろうとしていなかった


2025年1月12日(日)朝の6:00になりました。

10冊だけの古本屋さん、商品を補充しているのでぜひ。

どうも、高倉大希です。




自分は、要領がいい方だと思っていた。

ビジネス書は、役に立たないと思っていた。


社会人になりたてのころに、抱いていた大きな勘違いです。

仕事なんてやりながら習得していけばいい、と本気で思っていたのです。


いま思い返してみると、まったく意味がわかりません。

毎日仕事をしているのに、仕事のことを知ろうとしていなかったのです。


いろいろ文句を言うことによって、人間はうまく安定を保っていることが多いのではないだろうか。私も忙しくて本が読めないなどと言っているが、もし暇になっても、決して今より多く本を読むことなどないのではなかろうか。

河合隼雄(1998)「こころの処方箋」新潮社


サッカーのルールもわからないままに、ピッチを走っているようなものです。

ポーカーのルールもわからないままに、ベットしているようなものです。


仕事には仕事の、力学が働きます。

学ばずして立ち向かうのは、愚かでしかありません。


これはべつに、失敗しながら学ぶことを否定しているわけではありません。

直感をあてにするには、時期尚早だったという話です。


大革命をするから、5年待ってください。そのあいだは利益は出ませんと言ったら、社長はクビになるんですよ。だから、毎年、一定水準の利益を出しながら、でも、変えていかなきゃいけない。いってしまえば、飛びながら飛行機を修理するみたいなところがあって。

ほぼ日刊イトイ新聞(2019)「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた」ほぼ日


話題になった識学シリーズなんかは、もっと早くに出会いたかったなと思います。

一方で「イシューよりはじめよ」なんかは、時間差でじわじわと効いています。


恥ずかしながらドラッガーの「マネジメント」なんかは、最近やっと読みました。

パンチラインだらけで、思わず笑ってしまいました。


なんだ、ぜんぶ書いてあるじゃん。

すでに書いてあることを、自分の感覚だけでどうにかしようとしていたのです。


何度も述べるように、1人の人間は弱い。でも、たくさんの人が集まった集団では大きなことが成し遂げられる。そんな組織の中でしか、「自己実現」なんて、できやしないのです。

安藤広大(2023)「とにかく仕組み化」ダイヤモンド社


ルールがわかっているからこそ、オフサイドトラップがかけられます。

ルールがわかっているからこそ、ハイカードでハッタリをかませます。


力学を理解した上で実践した方が、そりゃあおもしろいに決まっています。

まさか仕事が、こんなにおもしろくなるとは思ってもいませんでした。


要領がいいとかわるいとか、もはやそういう話ではありません。

ビジネス書は、思っているよりも役立ちます。






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高倉大希
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