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現場か本場に行け
2023年9月2日(土)朝の6:00になりました。
二日酔いでも、6:00は6:00です。
どうも、高倉大希です。
擬似体験が、簡単にできる時代になりました。
ジムに行けば、ランニングの擬似体験ができます。
動物園に行けば、サバンナの疑似体験ができます。
スマホをタップすれば、映画鑑賞の疑似体験ができます。
VRゴーグルをつければ、宇宙旅行の疑似体験ができます。
本当にこのごろ、リファレンスがなければものごとが進まない。企画が進まない。プロジェクトが進まないことは右肩上がりに増えている気がする。
表現から、表現する時代になりました。
引用をもとに、自身の論を展開します。
パロディやオマージュを用いて、出典の色を活かします。
だれかが書いた文章を読んで、感銘を受けます。
会ったこともない人に、共感を覚えます。
かなり稀ではありますが、単純な関係性を理解するだけで、すべてを「わかった!」と感じることができるような発見があるのです。それは、科学者にとって一番楽しい瞬間であり、セーラー服の薬師丸ひろ子が機関銃を撃ちまくるような“カイカン”を科学者にもたらしてくれます。
目の前に、一次情報があるはずなのに。
ふだんの生活に、発見があるはずなのに。
触れてみないと、わからないことがあるはずなのに。
続けてみないと、わからないことがあるはずなのに。
一切見向きもすることなく、疑似体験を求めます。
それで体験した気になって、満足してしまうのです。
専門家は、専門に詳しくなればなるほど、自分たちがやっていることの前提を疑わなくなる。だから逆に、いいアイデアが出にくくなってしまう。それが人間やろ。
事件は、会議室で起こっているのではありません。
現場で起こっています。
模倣は、どこまでいっても模倣です。
実物は、本場にしかありません。
自分の決断がほんとうは直感、つまり胸の奥底で望んでいるものから来ている場合、わたしたちはときに、その決断が合理的に見えるように仕立てたくなるということだ。
現場か本場に行け。
残された時間は、驚くほどに短いのです。
短いからこそ、疑似体験に時間を割いている場合ではありません。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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