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葉っぱが散ってしまっても🍂
春には緑色の新葉、秋には黄金色に輝いていた銀杏の木々ですが、冬の寒さと共に、すっかり葉っぱが散ってしまいました。
ですが、そこに変わらず銀杏の木々があることで、春とも秋とも一味違う、木立の風景を楽しませてくれています。
私達もまた、似たようなものです。
新葉のような瑞々しい青年期を過ごし、葉っぱが緑色から黄色に変わるように成人していく。
しだいに葉っぱが黄金色に輝くように色々な経験をして、成熟した後は実をつける壮年期がやってくる。
その後は黄金色になった葉っぱが少しずつ散っていくように、徐々に老年期を過ごしていく。
私達は年を重ねると共に心身の不調が現れてきたり、物事を忘れがちになったり、以前のようにできないことも自覚するようになるでしょう。
ただ、それでも
『あなたがいてくれるだけで安心できる』
『あなたの顔を見るだけで元気になれる』
『あなたの声を聞くだけで癒される』
あなたの耳に届かないだけで、実際口には出さなくても、そう思ってくれる人がいると思います。
銀杏がこの季節も変わらぬ木立の景色を見せてくれるように、私達もまた、それぞれの佇まいを見せていきたいものです。
葉っぱが散ってしまっても、また新しい春が巡ってくるのですから。