文月の日記 友達を独占しやすかった子ども時代
■トラブル続き&どこか変わっていた子だった私の話
子ども時代の人付き合いの特徴
今回は
私が子どもの頃に見せていた
主な人付き合いの特徴を回想していこう
と思います。
ASDさんの人付き合いは
子どもの時から
「普通と違う」部分が出てきます。
特徴としては
「人懐こいけどどこか一方的」
「他の子と遊ばず一人で遊ぶことが多い」
「指差しや目配せなどが理解できない」
「一方的なおしゃべりが目立つ」
「相手を叩くなど暴力的なスキンシップが目立つ」
などが挙げられます。
子どもの頃の私も
人付き合いでトラブルを起こしたり
同世代の子と比べると
変わった行動を取ったりするなど
やはり「普通」ではありませんでした。
私の場合
どのような特徴を見せていたでしょうか?
特徴①友達を独占しやすい
以前別の記事でも述べていますが
ASD女子にとって「友達」とは
一般社会に溶け込む上で必要な人物であり
いわばライフライン的存在です。
社交の場に入れる手助けともなる
パイプ的存在ゆえ
執着の対象となることも少なくありません。
執着しやすいため
友達が別の子と遊ぶ姿をみて
不安になりやすい傾向があります。
そのため友達を「独占」する子もいます。
私もまさに
友達を「独占」するタイプのASD女子でした。
その友達(仮にAちゃんとします)は
私が幼稚園の頃に出会った子で
小学生になってからも交流していました。
私は当時
他の子と中々仲良くなることができず
学校でもプライベートでも親しかったのが
Aちゃんだけでした。
なのでAちゃんに対し執着心が強かったです。
そんな時小学校高学年あたりに
Aちゃんにある女の子が接近してきました。
その子(仮にBちゃんとします)は1つ上で
私より発達障害の特性が強い子でした。
Bちゃんは
同年代の友達がいない影響から
優しいAちゃんに懐き
一緒に登下校するようになりましたが
私はBちゃんのことが嫌いで
意地悪していました。
そのことをBちゃんが担任の先生に伝え
それが私の担任の先生や親にまで伝わり
問題になりました。
まさに
「何で仲良くできないの?」と
責められる問題です。
私も周りから
「何でBちゃんをそんなにいじめるの?」
と言われたことがあります。
私自身も本当は
意地悪する自分が嫌いでしたが
Bちゃんを見るたびに
「Aちゃんを取らないで!」という
Bちゃんに対する嫉妬心や嫌悪感が
沸いてしまいました。
私とAちゃんの世界に
第三者が入ってくる感じが嫌だったんですね。
最終的に
「Bちゃんが卒業するまで耐える」
という選択肢を取りましたが
Bちゃんへの嫉妬心や
自分への嫌悪感に苛まれっ放しでした…
特徴②先生に懐く
他にASDっ子に多い特徴として
「大人といることを好む」が挙げられます。
大人は同世代の子供達と比べると
話し方も明快かつ
関わり方も分かりやすいことから
ASDっ子は
大人と仲良くしやすい傾向があります。
私自身もまさにそのタイプで
小さい頃は近くに祖父母をはじめとした
年配の人達が近くにいたこともあり
年配の人達に懐いていました。
学校に通っていた頃は
職員室に顔を時々出しては
近くにいる学校の先生に
よく話しかけていました。
私としては同年代の子よりも
先生の方が接し方が分かりやすく
また話もちゃんと聞いてくれる
というのが大きかったですね。
他に私は小学校低学年の頃
担任だった女性の先生に
相当懐いていたことがありました。
理由はその先生が
若くて優しい人だったこともあり
「この人が自分のお母さんだったら良いのに」
と理想の母親像を見いだして
無意識に押し付けていた部分もありました。
なのでその先生が
ちょっと姿が見えなくなっただけで
大騒ぎしたり
しょっちゅう先生の後を
付いていったりしていました。
べったりまとわりつく私を
先生の方は内心困っていたようで
後に母親に
「甘えてばかりいて困る」
と言っていたことを聞かされました。
特徴③本ばかり読む
学校に通っていた時は
クラスの子と遊ぶよりも
教室にある学級文庫の本を読んだり
図書室に通ったりするほうが好きでした。
クラスの子と遊ぶこともありましたが
大勢で遊ぶのが難しかったり
ルールがよく分からなかったり
コミュニケーションがうまくいかなかったり…
などといった
トラブルを起こしやすかったことから
一人で静かに過ごすほうが落ち着きました。
クラスの子と遊ぶよりも
学校文庫や図書室にたくさん置いてある
本の方が何倍も魅力的で
様々な童話や絵本、図鑑を読み漁り
知識を吸収したり
お話しの世界に浸ったりする
時間が一番楽しかったです。
しかし誰とも遊ばず
本ばかり読む姿はかなり浮いていて
「本ばかり読まないで周りとも仲良くしなさい」
としばしば注意されました。
まとめ
子どもの頃を振り返ると
「恥の多い」出来事が多く
思い出すだけでも恥ずかしい気持ちと
黒歴史として葬りたいという気持ちで
いっぱいです。
小さい頃の私は
「何で周りとうまくいかないんだろう」と
疑問でいっぱいでしたが
改めて過去を見直すと
「小さい頃から普通じゃなかった」と
いう事実を突きつけられます。
ですが
ASDである私を
受け入れてくれる人も少なからずいたので
心の支えになりました。