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未来のために、いい人をやめる
僕は疲れている時は「イヤなヤツ」になり、疲れていなければ、「いい人」になる。
また、僕が疲れていれば、同じ相手でも「イヤなヤツ」と感じ、僕が元気なら「いい人」もしくは「気にも留まらない」どうでもいい人になる。
またそれが、人間関係のシンプルな法則にもなるのだ。
僕たちは人間という動物で、疲労の度合いで、相手への許容範囲がグンと狭くなったり、広くなったりする、面白い生き物なのだ。
僕たちは疲れてくると、これ以上エネルギーを使わないように、色々な感情が強く働くようになる。特に邪魔する可能性のある人を遠ざけようとして、怒りの感情が強く発動するのだ。
また、相手に配慮するエネルギーもないので、無意識のうちにとてもイヤな態度をとってしまう。理不尽な要求をする人、自分の足を引っ張る人、何の緊張もない人などに無性にイライラしてくる。
日常生活の中で、なぜかイヤな態度をとったり、トゲのある物言いをする人はいて、誰かにストレスを感じた時は、まず、「自分が疲れているかもしれない」と考えてみることをお勧めする。
「最近イヤなやつが増えたな」と感じるならば、相手の悪意をあれこれ想像する前に、まずあなたがゆっくり休養をとってみると良いかもしれない。
(いい人をやめるエクササイズ)
疲れているだけなので、僕は「いい人を演じ」なくてもいいのだ。
いい人を演じている時、僕はいつも胸と鎖骨周りが緊張してしいる。
イライラを抑えてしまう時、首から鎖骨のあたりにかけてピキピキと筋肉の緊張がはしるのだ。これを繰り返していると、胸郭自体が硬くなり息苦しい呼吸になる。
① 片手の人差し指と中指で鎖骨をなでるようにして、左右に10回動かす。反対の同様におこなう。
② 両手で鎖骨を下に10秒押す。
③ 立って、片足を一歩前に大きく1歩踏み出しで、肘を軽く曲げで大きく前後に50回腕振りをする。
身体は「正しさ」よりも「幸せ感」に反応するようにできている。
胸と脇から感情エネルギーを放出することで、呼吸を滑らかにして僕にとっての正解を大切にする。
正さは他人基準、幸せは僕基準なのだ!