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小池耕平リコーダーリサイタル「ヴィヴァルディとその周辺」プログラムノート
以前に書いたプログラムノートを公開したいと思います。
こちらはリコーダー奏者小池耕平のCD「ジーバー リコーダー・ソナタ全6曲」が発売されたときのリサイタルツアーのために書いたものです。
テキストでなく画像なのは、画像で説明している部分や、テキストにバツマークで効果をだすといった、ややプログラムノートには普段見られない表現を使っているためです。
ぜひお楽しみいただければと思います。(そしてつい
チャイコフスキーの不遇な2曲
今回は、珍しくロマン派(というよりは国民楽派かもしれないけど)についてのお話です。
なんだか私は古楽と現代音楽しか聞かないんぢゃないかと思われている節がありますが、元々チェロを弾いてましたし、オーケストラでもシューベルト、ブラームス、チャイコフスキー、ヴェルディ、ショスタコーヴィチなどなど弾いてましたから、別にロマン派が嫌いなわけぢゃないのよ。。。
ただ、他の時代より突出してこの時代が素晴らしい
デイヴィッド・マンロウCDライナーノーツ裏話
昨日は、デイヴィッド・マンロウの久しぶりのCD発売に伴い、デイヴィッド・マンロウとはどういう人だったか、そして発売されるCDの内容などを紹介しましたが、今日はちょっと砕けて、私の担当した部分に関してですが、裏話をしたいと思います。買っていただけた方にはより楽しめるかと。。。
お仕事がやってきた!このCDの解説担当の話は、今回発売された他のタイトルの追加解説を執筆された方を通してワーナーの担当の方
デイヴィッド・マンロウのCDが久しぶりに発売
今回はCDの宣伝です。
古楽奏者のデイヴィッド・マンロウのCDが久しぶりに発売されました。今回、そのCDの一部の解説の翻訳と執筆をさせていただいたので、みなさんにデイヴィッド・マンロウについて知っていただくことも含めた記事です。
お付き合いください。
デイヴィッド・マンロウってどんな人?今でこそ、バロック音楽を中心として古楽を当時の楽器や奏法、スタイルで演奏することは一般的になりつつありますが
音楽ができる、楽器ができる、って何だろう?(佐村河内守を描く森達也「FAKE」を見て思ったこと)
今回はけっこうプリミティブな問題をちょっと考えてみるネタにしてみたい。
これを題材にしてみようと思ったのは、最近話題になっているドキュメンタリー(といっていいのかも曖昧な作りになっている)映画、森達也「FAKE」をみたから。
▶︎まずは映画「FAKE」をなぜ見たか話題になっているのは知っていたけれど、当初この映画を見る気なんてなかったんですよ。今更、佐村河内守氏のドキュメンタリーとか言われても、
「グイドの手」の新案を考える(役立たないこと120%!)
今回は久しぶりの音楽ネタですが、
中世音楽理論ネタ、さらに、誰にも役立たないネタ、、、どうすんだ。。。先日、東京芸術大学の「西洋中世古楽会」の初めての学外公演を聴きにいってきて、3時間めいっぱい盛りだくさんなコンサートを楽しんできたのですが、その会場で「西洋中世古楽会論集」というのを売っていて買いました。
こんな論集で、内容はこんな感じです。
とても素敵でしょう。
もしご興味ありそうなら、ぜ
作詞は作曲より簡単だろうか?
しばしば聞くことですが、アイドルや歌手が新曲をリリースするときに、今回は初めて作詞にも挑戦してみました、ってのがある。
素朴な疑問として、こういう時、作詞に挑戦する人はいるのに、作曲に挑戦しました、って人をとんと見かけないのはなぜだろう?
作詞の方が、作曲よりも簡単って思われているのだろうか?
そして、それは本当なのだろうか??
▶︎まずは中学校時代の体験から私は下手くそながら作曲したこ
今、音楽を聴くということ。 鈍感な私たちの耳?
最近の社会問題に、子供の声がうるさいからといった理由で保育園が建てられないという話があったりします。まぁ、実際は騒音だけでなく、安全性もあるでしょうが。
一方で、私たちは子供の声どころでなく、生活が騒音まみれです。
よくもまぁ、街中はあれだけいろんなアナウンスや宣伝やBGMが流れ、車が走っているなんて環境に順応できるものだと思います。人間すごい、、、または、鈍感!!w
こんな音環境は都会に限るでし
ズィーバーという作曲家を知ってますか?(改訂版)
この文章は、
4月5日に開催された
「小池耕平リコーダーリサイタル
イグナツィオ・ズィーバー リコーダーソナタ全曲演奏会」
(初台オペラシティ 近江楽堂)
のプログラムノートのために書かれたものです。
ズィーバーというまだあまり知られてない作曲家の知られてないリコーダーソナタ集の全貌を日本で初めて聞くことができる素晴らしいコンサートでした。
以前、半分ほど無料公開してましたが、コンサート