ステージ4進行癌のパパとの穏やかな生活
パパ(旦那さん)はステージ4肺転移進行癌が発覚して2年以上経ちました
病状はゆっくり進行中です
直腸癌のためにちょうど2年前に回腸ストーマになりました
手術ができないので、肛門からすぐ上の直腸癌はそのままです
2024年12月の初めから半ばにかけては大量下血のために
緊急入院をしました
輸血をしていただき、今は下血も止まっています
その時に思い出したのはパパのお父さん 義父の最期です
義父は全身に転移した癌で亡くなりました
最後は下血が続きました
義父は様々な痛み止め 鎮静剤を使っていました
そして絶え間ない下血
ある日 私とパパはお医者さんに呼ばれて言われました
「血液は貴重なものです 可能であれば生きる望みのある方に使わせていただきたい」と
末期癌 せん妄 いつどうなってもおかしくない状態
骨髄にも転移して自分ではもう血液を作ることができない
「血液は貴重なもの」
そう言われるのも納得です
家族で話し合って 輸血を終わりにしました そして数週間後 義父は天国へと旅立ちました
この経過を経験している私 「輸血できない」「下血が止まらない」その先には義父と同じことになる可能性があることも知っています
覚悟もしました
救急車で病院に運んでいただき、パパはすぐに輸血を受けました
そして3日ほどしたらヘモグロビンの数値がぐんぐん上がって 自分で血を作れるようになりました
12月24日クリスマスプレゼントのようにパパは退院してきました
今も色々不調はあります
けれど
お正月は2人と3匹で迎えることができました
私はパパがうちにいる時には基本的にお酒は飲みません
これまで何回も夜中に救急搬送があったり ストーマが破れたり 転んだり、、
私が酔っていては処置ができない
わたしはワンコの部屋で寝ているので24時間 お電話対応です笑
明け方 真夜中 パパから電話がきます「はい!ストーマですか?下血ですか?」と電話に出ます
パパは申し訳ないと言いまくっていますが 私にとっては一人娘の桃ちゃんの容赦ないお散歩(雨だって 台風だって 雪だって 槍だって、、😭)
や 可愛い長男 次男の蓮と昊のお世話となんら変わらない当たり前のこと😊
むしろ
パパが生きているからこそできるお世話
幸せです😊
パパの癌が発覚してから 心から安心できた日は一日もありません
これからも安心できる日なんて来ないでしょう
だから良かった
安心できる日なんて本当は誰にもなく
毎日が奇跡なのだと私は気づけたのです
心からの安心よりも 心から穏やかな日々
身をもって「どうなるかわからない」の帰路に立ったから
今だけを愛する大切さを知れたのです
いつか必ず訪れる「その日」まで
私は一瞬たりとも 心折れずに穏やかに生きて行こうと改めて決めています
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