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“季節の本屋さん”より

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【女性限定】「働く女性のための選書サービス」“季節の本屋さん”のお知らせなど、
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#編集note

多読のコツ 私の場合

多読のコツ 私の場合

書評を書いているため、最低でも毎月平均20冊は本を読んでいる。

そこにプライベートの読書を入れたら、だいたい一日一冊平均となる。

多読の人から見たら、まあそんなもんだよね、という数字かもしれないが、最近、私のブックインスタを見てくれている人たちから「どうしてあんなにたくさん本を読めるんですか?」と、よく聞かれる。

たいしたハウツーではないが、読書が苦手で一冊も最後まで読めないと、悩んでいる人

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夢はためらわずに口に出してみる

夢はためらわずに口に出してみる

夢というものは、ためらわずに口に出すべきであると確信している。

私の経験値では、口に出し想い続けていると、夢というものは当初イメージしていた完全形でないにしろ、けっこうかなうものだ。

それは、引き寄せというよりも、想い続けることで自分で自分を暗示にかけ、そういう努力や行動を知らぬうちにし始め、聞いた人が環境や情報を持ってきてくれて、結果も誘われるというイメージだ。

私は街角の小さな本屋さんを

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95歳、何が好きでどう生きているのか?

95歳、何が好きでどう生きているのか?

95歳まで生きたら、私はどうなっているのだろうと考える。

最近、実家の母方の祖母が95歳で亡くなった。

お嬢様がそのまま年をとったようなお上品と、急にくだを巻きだすやくざがそれぞれ半々。我が家の女性たちのDNAの根源というべき、不思議なブレンド感を持った、おもしろい性格だった。

祖母は、造り酒屋の次女として生まれて、材木商を営む祖父の元に嫁いだ。若いころは、奥様業だけではなくて、取引先との交

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私は小説を読めない。

私は、小説を読み進められない。

それなのに、図書館司書の資格を持ち、一日一冊は本を読み、日々、書評を書いている。なんなら、選書サービスをこれから始めようとしている。量でいえば、それなりに多読家だ。

にも関わらず、小説はほとんど読まない。読めないのだ。

子どもの頃から学生時代、20代の前半はむしろ熱心に小説を読んだ。夏目漱石や芥川龍之介、向田邦子、吉本ばなな、江國香織にはかなり夢中になった。

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夢中になりすぎた時間の行方

夢中になりすぎた時間の行方

最近、よく読書をしていると電車を乗り過ごす。

以前は、降りる駅の手前になると、反射的に気がついた。

それは、うっかり読みながらウトウトしていても、しっかり本に集中しているにしてもだ。

15年以上してきた通勤電車に乗る生活をしなくなって、もうじき2年になる。

それまでは、往復3時間から1時間まで、幅感はあるにしても、毎日ずっと電車に乗る生活だった。

電車というものは、満員かどうかもさること

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1%のアップデートをし続ける

1%のアップデートをし続ける

最近、cafeglobeで、『感動力の教科書』についての書評を書いた。

「無表情なプレゼンがダメな理由。人の心を動かすテク」

書評自体は、ビジネスにポイントを置いた形で書いたが、他にもいろいろと気になる箇所があった。

101%でツナガル日々、1%アップデートを重ねていくこと。それが信頼を生みだす最高の技術となり、後の大きな変化につながる。

とんでもない所へ行くただ一つの道は、小さなことを積

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