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働き方

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働き方とかに関する記事をまとめています
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会社を死に向かわせるタイプの人、の話

会社を死に向かわせるタイプの人、の話

会社とは、同じ目標を持つ人々の集合であり、集合することにより効率的に目的達成を目指すための手段である。その存在理由、存在目的達成に向け、常に利益を追求し、利益を再投資することで、目的達成を目指していく。

会社の目的達成に対し、全ての人が同じ方向で活動できれば良いが、組織が大きくなるにつれて異分子が紛れ込む。会社の目的達成ではなく、会社制度を使い、自分の利益を最大化を企てる人がそれ。

この手の人

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日本は若手が育ちにくい国だ、という話

日本は若手が育ちにくい国だ、という話

日本はとても良い国。なんだかんだ言われても世界第三位のGDPがあり、それを支える1.2億の消費がありその消費を背景にしっかりした税収とインフラがある。

だめだだめだと言われながらも自動車メーカーも家電メーカーも複数存在でき、多くの雇用を生み出している。

そんな環境にいる中でも将来に対する漠然とした不安はあり、特に若い世代にとっては『危機感のようなもの』になっている。

ただ、若手の中の危機感の

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新規事業失敗のコツ その3 撤退条件とその評価指標を作らない

新規事業失敗のコツ その3 撤退条件とその評価指標を作らない

7年間も取り組んできた新規事業創出活動がついに失敗に終わりました。
振り返れば、失敗するべくして失敗たことが明らかであるため、失敗に至ったポイントをまとめていこうとおもいます。

失敗のコツその2記事はこちらから

失敗のコツその3は『撤退条件を定めず、撤退判断基準も定めない』ことです。

新規事業なんてものは成功するのは極稀であり、取り組みすべてが成功するなんてことはありえません。ただ、事業の目

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事業者と投資家、カネを稼ぐに当たってどちらが楽か、という話

事業者と投資家、カネを稼ぐに当たってどちらが楽か、という話

『株式投資で億り人』『ベンチャー創業で億万長者』…世の中には金儲けの成功談が溢れています。

しかし、結局どちらが楽に実現できるのか語られることはあまりありませんね。

そこで、事業者としての立場と投資家(株式投資)の両側面で経験をしたどっこいちゃんが、どちらの立場が楽だったかを考えてみました。

結論からいえば、事業者のほうが楽だろう、と思いますわ。

なぜ事業者の立場の方が楽か、といえば『事業

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ビジネスの世界で日本は世界と戦っていたつもりになってただけで、一度も戦えてなんていなかったのでは?、という話

ビジネスの世界で日本は世界と戦っていたつもりになってただけで、一度も戦えてなんていなかったのでは?、という話

世界の進歩は大企業が引っ張ってきました。それは、収益の規模が大きく、結果的により大きな投資を自己資本の中から実施できたから。

現代においてはその法則が大きく崩れ、スタートアップ企業でも投資家から大規模な調達ができるようになったため、これまで大規模でなければなし得なかった投資を行い、急成長を遂げるケースも多くなっています。

また、技術が高度化した現代においては、一社の資本規模での投資で新たな価値

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事業開発で目的定めず業務委託に頼ると、あとで大変なことになるよ、という話

事業開発で目的定めず業務委託に頼ると、あとで大変なことになるよ、という話

新規事業であっても起業であっても、プロジェクト立ち上げ当初は右も左もわからないため、外部委託に頼るケースが多いですね。

で、委託先の担当者となんとなく気があってしまう、自分の好みの形で動いてくれる、など、成果ではなく属人性で関係を強くしてしまうと、ついつい成果が出ていないにも関わらず『関係を切るのはもったいないな…』と思い、ズルズルと契約を伸ばしてしまう…こんな経験した人も多いのではないでしょう

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人間に与えられた時間は等しく24時間なので価値あることに使うべきだ、という話

人間に与えられた時間は等しく24時間なので価値あることに使うべきだ、という話

人間は様々な側面(生まれた環境、身体能力、経済的な側面…)で不平等です。
ただ、唯一誰にとっても共通なもの、それは、1日の時間が24時間であること

厳密に言えば、経済的な差でヒトの時間を使える金持ちほど時間は優位に使えるというのはあるけど、その時間をどのように使うか次第で人生の質がかなり変わってきます。

例えば、対戦格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズのキャラクターデザインを担当されたあ

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管理職はチームに結果を出してもらうことが仕事です、という話

管理職はチームに結果を出してもらうことが仕事です、という話

どれだけのトッププレイヤーも、一生現役、一生最前線でプレイヤーをするのは難しい。どこかのタイミングで『自分が結果を出す』から『チームを支え、チームに結果を出してもらう』というタイミングが必ず来るもの。

くれぐれ間違ってはいけないのが、管理職=偉い人と勘違いしてはいけないこと。

管理職ってのはあくまで役割が『第一線のプレイヤー』ではなく『プレイヤーが成果を出しやすい環境を整えること、そしてプレイ

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サラリーマンがノーリスクだと思ったら大間違いだぞ、という話

サラリーマンがノーリスクだと思ったら大間違いだぞ、という話

サラリーマンなど雇用されている環境にあると忘れがちなのが『解雇されるリスク』

特に日本の場合は従業員解雇が難しいだけに、いつしか『何をしたってクビになんかならないぜ!』とついつい思い込んて混しまうもの。

ただ、サラリーマンも会社と『雇用契約』を結んで労働を提供し、その対価として給与の支払いを受けているだけの事業主であるわけで、雇用契約に定められたルールを守らなかった場合は解雇のリスクがかならず

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日本の強さ、欧米の強さとは何か、という話

日本の強さ、欧米の強さとは何か、という話

SNSでも散々話題になっている『日本🆚外国、どちらが優れているか』という話。
特に日本に長く住んでいるからこそ日本のダメなところ、例えば『年功序列、若い才能が潰される』『平均的で画一的、だから飛び抜けた才能が生まれにくい』とか、誰しもひとつやふたつ、すぐに挙げられるもの。

ただ、これだけを切り取って『日本はダメ、海外は日本にないものがあるからスゴイ』というのは、やっぱり早計。やはり双方いいとこ

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成功に法則は無く、失敗には必ず法則がある、でもそれはとても見えにくい、という話

成功に法則は無く、失敗には必ず法則がある、でもそれはとても見えにくい、という話

世の中では多くの成功例が語られている。
しかし、その成功談をトレースしても同じ成功を得られることは稀で、多くは失敗に帰着するもの。

ただ、世間では失敗談は語られることがなく、失敗が見えにくくなっている。

成功の裏には多くの失敗があり、その失敗の多くは『その挑戦の目的を具体的に定義しない』ことに起因し、『目標=達成指標と評価軸を曖昧にしたまま、目標達成に向けたアクションを具体化せずに取り組む』こ

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リスクを絶つには元から絶とう、という話 〜そのまんじゅうは今食うべきものか?むしろ食えるのか?〜

リスクを絶つには元から絶とう、という話 〜そのまんじゅうは今食うべきものか?むしろ食えるのか?〜

不動産投資、特に賃貸投資とは、自分の所有物件を他人に貸し与えてその対価として賃料をいただく事業のこと。

ヒトとは千差万別なものなので、場合によっては借り手との関係の中で様々なトラブルが生じることがあるもの。

その中で貸し手は『可能な限りリスクを回避したい』わけで、借り手の人となり、トラブルを起こさないかを見極める必要があるわけだけども、その手段の一つとして『タトゥーの有無』がバロメーターになり

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人間の欲は果てしなく、そして人間とは欲に忠実なこの上なく単純な生き物で、、という話

人間の欲は果てしなく、そして人間とは欲に忠実なこの上なく単純な生き物で、、という話

はるか昔からヒトは安定を求めている。それと同時に他者との比較により自身の優位性を見出し、『自分とは何者なのか、どれだけ価値のある存在であるか』を確かめてきた。

結果生まれた欲求が『楽をして安定を得たい、他者より優れていることを示したい』であり、それをカモにしているのが一昔前ならネットワークビジネス(所謂ねずみ講販売)を使った詐欺まがいの販売手法であり、webが普及した今なら『情報商材販売』を活用

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結論を知っていることは、行動のショートカットになりうる反面、一生懸命やる熱量を失う、という話

結論を知っていることは、行動のショートカットになりうる反面、一生懸命やる熱量を失う、という話

お芝居は台本があるから、ある意味『結果を分かっている』状態で、さもなにも知らない振る舞いをしなければならない。ただ、人間一度経験したことを忘れることは難しく、どうしても『知っている』ことで嘘が生じ、無知の演技を邪魔してしまうもの。

だからこそ、演じることとは『知りながら無知に振る舞い、成長を演じる』ことで、それを演じられる人ほど素晴らしい演者であるといえる。

さて、仕事においては『一度経験した

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