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事業開発で目的定めず業務委託に頼ると、あとで大変なことになるよ、という話

新規事業であっても起業であっても、プロジェクト立ち上げ当初は右も左もわからないため、外部委託に頼るケースが多いですね。

で、委託先の担当者となんとなく気があってしまう、自分の好みの形で動いてくれる、など、成果ではなく属人性で関係を強くしてしまうと、ついつい成果が出ていないにも関わらず『関係を切るのはもったいないな…』と思い、ズルズルと契約を伸ばしてしまう…こんな経験した人も多いのではないでしょうか?

どっこいちゃん自身、新規事業担当当初に自分の上司がこの罠にハマって、無駄金を注ぎ込み続けた現場にいたので、これはすごくあるあるだと思ってます。

じゃあ客観的にみて外部委託するのってどうなのか、というと、ビズリーチも創業当初はシステム開発を外部委託で対応していたそうで、やはり多かれ少なかれ初期の頃はそうなりがちと言えそう。

ただ、ビズリーチの場合はシステムというコア要素については内作が必要である、とある時気づき、内作に切り替えたようです。

結局、外部委託に依存してしまうと、コストも余分にかかる上に内部にノウハウがたまらなくなり、結果的にはシステムの手直しすら社内でできなくなってしまうんですね。

これ、立ち上げ初期とかスモールビジネスなら(損さえ出なければ)特段問題にならないですが、スケールしていくビジネスを考えているなら、やはりリスクにしかならない、と思うんですわ。

じゃあ外部委託はすべからく悪か?というとそうではなくて、委託する目的を曖昧にしたまま委託をする、その関係を属人性や個人の嗜好で継続してしまうのが問題と言えます。

やっぱり、外部委託だろうが内作だろうが『何を目的とし、どんな成果を出したいのか?』を明確に定義してやる、それに向かって人に依頼し、動いてもらう。これさえやれば、大きな失敗にはならないはずなんですわね。

まとめ

  • 事業の立ち上げタイミングは外部委託に依存しがち

  • 外部委託に依存すると、いつまでたっても自社対応ができなくなるリスクを負う

  • 外部の利用は事業のスケール規模も考慮したほうが良いよ、スケールする前提なら早めに内作化したほうが手戻り減らせるよ

  • 間違っても業務委託を『人に対する好き嫌い』で決めたらダメだよ

  • 人に依頼するなら、ちゃんと目的と成果物を決めようね


結局、業務委託の成功には目的定義が大事という話ですわね。


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どっこいしょうじ@note
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