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チームの強さ

3人のレンガ職人がいる。
3人それぞれに
なにをしているのかを
尋ねてみた。

1人目は言った。
レンガを積んでいるんだよ。

2人目は言った。
お金を稼いでいるんだよ。

3人目は言った。
人々が癒される教会を作っているんだよ。




ずいぶん前に聞いた
3人のレンガ職人のお話。

チームの目的を
明確にすることの重要性。
個人の働き方に
目的を持つことの重要性。

そういったことを説明する際に
よく用いられるお話だ。



本当にそうなのかな。

3人目の職人だけが素晴らしいの?
1人目や2人目の職人は劣っているの?



私はこのお話を聞いたとき
いろんな個性を持つ人たちが
一緒にお仕事をしている
素晴らしいチームだなと感じた。



1人目の職人さんは
目の前のことをひたむきにこなす
堅実で誠実な人。

1人目の職人さんの背中は
きっと周りの職人さんへの
いい刺激になると思う。



2人目の職人さんは
仕事とプライベートの
バランスがとてもいい人。

自分の人生を大切にできる
2人目の職人さんは
きっと周りの職人さんへも
幸せをおすそ分けできるのだと思う。



3人目の職人さんは
誰かの幸せを目的に
目の前の仕事と結び付けて
高いモチベーションで頑張れる人。

周りの職人さんをたばね
持ち前の高い意識で
みんなを引っ張る存在なんだと思う。



3人目の職人さんは
確かに目立つし素晴らしい。

だけど
チームに必要なのは
3人目の職人さんだけじゃない。

仕事に向き合う姿勢や
価値観の正解は一つじゃない。



1人目の職人さんの堅実さ、誠実さや
2人目の職人さんのバランスの良さも
かけがえのない個性。

1人目、2人目の職人さんも
決して弱さの象徴ではなく
3人ともがチームにとっては
お互いを補い合う特別な存在。



このお話で重要なのは
個性を認め尊重し合うことが
チームの強さを生む
っていうことなんじゃないかな。



お互いの違いを理解し
お互いの役割を確認し
お互いの良さを学ぶ。



そうすれば必ず
チームの絆は深まり
素敵な教会が完成するんだと思う。