ハナコ

2009年生まれの娘と両親と暮らしています。ビンボーFIREしたものの、あまりの暇さにまた仕事を始めました。老後の楽しみにと始めたnote。たわいない雑記です。

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    親子留学に関する日記です

最近の記事

見せ金詐欺にあいまして

近所のスーパーにお年玉のポチ袋が並んでいた。あっという間に今年も残すところ40日か。早いなぁ。 お年玉といえば、うちは私の親世代の兄弟姉妹とその孫の代まで集まるので、子どもがワラワラといる。親戚一同、お年玉の価格では大人が協定を結んでいて、未就学児は1000円、小学生は3000円~中学生5000円とまぁ昭和的な金額で決まっていたのだけど。 コロナ禍で迎えた最初のお正月、娘が「おじちゃんから1万円もらった」というではないか。おじちゃんというのは私の兄のこと。 「今年はお年

    • 否定の言葉を使うな

      若い頃に目にした言葉で、年を取るごとになるほどなと思うものが2つある。 一つは、大島渚さんの言葉で「否定の言葉を使うな」というもの。 たしか奥様の小山明子さんが「主人は私が否定の言葉を使うと、『否定の言葉はそれをいいと思っている人を傷つけるから言い方を変えなさい』と注意する」とかなんとか、そんな趣旨のことをおっしゃっていた。 大島渚監督といえば、私にとっては朝まで生テレビのCMで怒鳴っているおじさんという印象しかなかったので、当時は「そんな細やかな配慮をする人なのか」と

      • 父の教え

        昭和の企業戦士だった父はほとんど家にいなかったので、幼少時の思い出はあまりないのだけど、一つ強烈に覚えているのは「卑怯な奴はグサッとえぐれ」と言われたこと。 父は見た目はとても紳士で、物腰も柔らかいのだけど、うちに秘めた激しさは相当のもので、キレると恐ろしい。ピンポイントで相手の一番の急所をついてくる。 高校生の頃、友人関係のことで相談したら「裏切った奴は、自分の名誉にかけて許してはならぬ」なんて言うから、一体どんな幼少期〜青年期を過ごしたのかと心配になった。 母に言わ

        • 未婚シングル子ども複数

          運命のいたずらなのか、相手の無責任さか、自分の魅力のなさのせいなのか…。ともかく、望んだわけじゃないのに未婚シングルとなった私は、もし20代からやり直せるとしたら、最初からシングルで子供を複数持ちたい。 歴代付き合った人はみんな将来は結婚しようとか、子どもは2人欲しいとかテキトーなことを口にしていたけれど、その「将来」が20代の私には遥か100万光年先に見えた。当時の私は「今すぐ」籍を入れたかったのだ。精神衛生上、誠に不健康だった。 一生独身と腹をくくってからはご機嫌な日

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        記事

          向かない仕事をみつけた〜未成年の本人証明の面倒臭さよ〜

          このところ、中学生の娘の本人証明に翻弄されている。 郵便局から、娘宛てに本人限定郵便が届いたと連絡があったのだけど、ちょうどマイナンバーカードは更新の時期を迎えて、発行を待っている最中。保険証と学生証を持たせて取りに行かせたら、どちらもNGで「パスポートを持ってくるように」と、帰されてきた。 パスポートを持って親子で出向いたら、2020年以降に発行したからダメだという。念のために持ってきた歴代のパスポートを見せても有効期限が切れているからダメ。 未成年用はパスポートもマ

          向かない仕事をみつけた〜未成年の本人証明の面倒臭さよ〜

          思春期に親ができることは少ないのかも

          学生のころ、2年限定で塾というか寺子屋をやっていた。 巷の集団塾ではついて行けない子たちの「私も教えて」から始まったものだったので、入塾テストはなし。私たち講師陣は卒業したら就職するから、終わりの時期も最初から決まっていた。 古い3DKの平屋に、生徒のお父さんがどこかからか運び入れてくれたダイニングテーブルだとか、もらいもののテンデバラバラな机やテーブルが置いてあって、好きなところに座って自学する。これを塾と呼んだらびっくりされちゃうだろうという代物だった。 ただ進学塾

          思春期に親ができることは少ないのかも

          境界知能の特集をみて

          先日、仕事を終えてリビングに降りて行ったら、NHKで境界知能の特集をしていた。私はテレビを見る習慣は無いのだけど、思わず最後まで見入ってしまった。所々で引用されていた当事者である木村汐里さんの文章に引き込まれてしまったから。 番組には木村さんご自身が出演していて、買い物の計算ができずに困っている様子などが放映されていたのだけど、一方でこんなに上手な文章が書ける。 もしかしてご両親のどちらかが代筆されたのかな?とおもったのだけど、スタジオでアナウンサーとお母さまと3人でお話

          境界知能の特集をみて

          きっとこの子も縁遠い

          結婚式に参列するのは好き。初めて出席したのは21歳のとき。短大を卒業し、仲間内で一番最初に社会人になった高校の友人が先陣を切ったのだ。 高校時代のほかの仲良しさんは、みな大学生。結婚はまだ遠い世界の話だとおもっていたのに、そうか、私たちもう結婚かぁとワクワクした。何着ていく?から始まって、ご祝儀っていくら包むの?まで。修学旅行前の女子高生のようにキャッキャキャッキャとはしゃいでいた。 2歳上の兄は大卒のサラリーマンなのだけど、中高とかなり親をハラハラさせる生活をしていたの

          きっとこの子も縁遠い

          家族がいてもいなくても

          子どものころから実家は新聞を3紙取っていて、長く勤めた元職場には東京新聞含め6紙届いていたこともあり、私は新聞を読むのが好きである。 職場の新聞は翌朝、新しいものと引き換えに清掃の人が片付けてしまうので、よく帰り際に、家で取っていない新聞をもらっては電車の中で読んでいた。 久田恵さんの「家族がいてもいなくても」というエッセイの連載が始まったのはいつだったか。20年近く前だったような気もするけれど、やっぱり帰りの電車で目にした。初めて見たとき30歳前後だった私は変なタイトル

          家族がいてもいなくても

          両親揃っていなければという呪縛

          第一三共の研究職の男性が妻をメタノールで殺害した容疑で逮捕された事件。発生当時から気になっていたのだけど、この記事を読んで考え込んでしまった。 結婚して早い段階から上手くいっていないことは明らかだったのに、「両親そろっているのが息子のため」と離婚は考えなかったという夫。 自殺か他殺かはわからないけれど、どちらにしても別れて夫婦どちらかがお子さんを引き取って育てた方が、お互いにとって幸せだったのじゃないかなと残念。 この夫だけじゃなく、ひとり親は子どもが可哀想だとか、世間

          両親揃っていなければという呪縛

          ご(ふ)機嫌ばあさん

          母には6つ年上の姉がいるのだけど、二人は驚くほど似ている。孫たちが蔭で「銭婆と湯婆婆」と呼んでいるほど。 ただ性格は正反対で、特に「機嫌の良さの差」は年々開いていく一方だ。 傍から見れば幸せの要素をたくさん持っている伯母が、この20年「生きていても仕方がない」とばかり言うのは、姪の立場でも、聞いていてかなり切ないものがある。 淡々と日常を送る母と、自分は不幸だと嘆いている伯母。同じ姉妹なのにこの差はどこから生まれたのだろうと考えさせられてしまう。 思うに、伯母は子ども

          ご(ふ)機嫌ばあさん

          娘におじいちゃんは一人しかいないのだけど

          「来年の研修旅行、おじちゃんの家の近くだから会いに行ってこようかな」 中3の娘がそんなことを言いだした。 おじちゃんというのは、娘が7歳の夏、民泊させていただいたお宅のご主人。当時、私は田舎暮らしがしたくて自治体主催の移住体験会によく参加していた。 おじちゃんは長年、大きなメーカーの工場に勤めていて、定年後に同郷のおばちゃんと二人で故郷に戻って3年目とおっしゃっていた。平安時代から続くという美しい棚田で、地域の方々と田んぼ仕事をしていた。 「ハナちゃんの会社のそばにう

          娘におじいちゃんは一人しかいないのだけど

          胎教か遺伝か

          胎教の影響てあるんだろうか。 未婚出産の私は娘がお腹にいるとき、保険の約款ばかり読んでいた。早急に経済的な基盤を整えねばと、夜な夜な電卓をパチパチ。 生まれた娘は、やたらと銀行通帳に興味を持った。曲げちゃったりすると困るので、記帳済みの一つ前の通帳を握らせたらポイっと投げて見向きもしない。ただただ現役の通帳に興味深々。 まさか偶然だろうと、現在使っている通帳と古い通帳を二つ並べて「おいで、おいで」とやると、娘は一目散に新しい通帳に向かってハイハイで突進していった。別の金

          胎教か遺伝か

          娘におばあちゃんは一人しかいないのだけど

          私は未婚シングルなので、15歳の娘には祖父母は一人ずつしかいない。が、いわゆる祖父母的な無償の愛情を娘に注いでくれた方が何人かいらっしゃる。 その一人が、二軒お隣のハルヤマさん。 娘が生まれた頃、既に70代半ばだった気がするから、今はもう90歳を過ぎていらっしゃるのだろうか。ハルヤマさんは20年ほど前に旦那さんを亡くして以来、一軒家にお一人で暮らしている。 娘が幼いころは、長期の休みになると大学生のお孫さんが遊びに来ていた。彼ももう30代半ば。コロナの前まではお盆の時期

          娘におばあちゃんは一人しかいないのだけど

          われおもう

          私は未婚シングルで、娘がお腹にいるときに父親とは別れた。 以来、「なぜ彼は私を選ばなかったのだろう」「どこがいけなかったのかしら」なんて考えることも、反省することもなく、のほほーんと生きてきてしまったのだけど、昨日「もしや」とハタと胸に手を当てて考えてしまった。 中3の娘は、一度も会ったことのない父親に性格がそっくり。 二人とも人一倍、空気を読むし、輪を乱すことを好まないので誰にでも優しい。落ち着いた雰囲気で基本ニコニコしている。 両者の違いと言えば、娘父は私にもいつ

          われおもう

          天敵と師弟愛と

          スーパーでの早朝の品出しパートも4か月目に入った。課長さんから「ひとり困ったさんがいる」と聞いてはいたけれど、つつがなくお勤めしてきた。 初対面のときから「困ったさんってこの人かな?」と思う奥様はいた。温和なサイトー師匠がときどきこの奥様の言うことを聞こえないふりしていたから。 私も「小うるさいなぁ」と感じることはあったけれど、この程度なら許容範囲。可愛いもんじゃ、こんな低賃金(失礼)なのになんてまともな職場なんだろう、さすが採用時にテスト受けさせるだけあるな、と感心して

          天敵と師弟愛と